2009 観艦式
天気悪く、浪高し、されど
本当は、渋谷Bunkamuraオーチャードホールでの綾戸智絵コンサートのチケットとっていたのですが、木曜日に突然木更津港から乗船する海上自衛隊・試験艦あすかの観艦式チケット2枚、いただけることになり天秤にかけた結果、木更津に行く事に決めました。
それには、まず運転手。
同行はしないが、送迎はする、という合意を取り付け、もう1枚は金曜日に航空クラブ写真同好会のOさんに連絡を入れてみたら、即効『行きます!!』の返事。
当日は朝6時30分からの受付開始。
土曜日は高校の同窓会で出かけることもあり、待ち合わせをして直接チケットをお渡しすることにしました。
その際に、必要と思われる装備などをお伺いしてとても参考になりました。
観閲式は時の内閣総理大臣を迎えて、陸海空自衛隊それぞれ3年毎に開催されます。
航空観閲式は去年行きましたが、まだ地面の上。
けれど観艦式となったら一旦乗船したら下船するまでずーっと船の中、ということになりますから装備は最小限にして完璧にしておく必要があります。
高校の同窓会は四川赤坂飯店。
幹事の方たちの心遣いで参加者はいつもよりは少なかったけれどとても楽しい会でした。
いつもなら最期まで付き合うのですが、翌朝4時起きになるので2次会のお茶会までで帰りました。
500mmと先日手に入れた20-35mmの広角ズームを装着。
手ブレ軽減250mmと300mmタムロンレンズを予備に持っていくことにしました。
ポジ用ボディは、雨がすでに降っていましたし大きな天候の快復も見込めませんでしたから持っていくのは止めました。
デジイチだけです。
ほかに一脚と前回参加された理事長のアドバイスから折りたたみ椅子。
ザーザー降りで風も出たとなったら用のポンチョと帽子、カメラの雨具。
売店などありえませんから飲み物に軽食+お弁当、地図と参考資料、そして酔い止めの薬、これは4月、雨で出航できず艦内見学になってしまった海上保安庁の観閲式の時に買ったもので、また無駄にならないことを願いつつ、新たに佐賀行きに備えて購入したリュックのぽっけに仕舞いました。
同窓会から戻ってなんだ・かんだとアレだし・コレだししていたらあっという間に当日寸前に。
カーナビに行き先をインプットしてとりあえず用意終了。
翌朝、猫たちにご飯をあげて(我家では、おかーさん起きたら猫のご飯、なので。)、運転手を起こし5時に家を出ました。
日曜なのでアクアライン、ちょっと心配でしたが天気もよくないし、普通の日曜日、スムーズにいけて1時間かからずに目的地である木更津公共埠頭に到着、既に並んで待っている列の後ろに止まって6時開門まで待ちました。
ゲートか開き、運転手は帰り受付のテントのところに並んだのですが...。
外。
思いのほか風が強くて寒い!!
これで海にでたら....!!
フリース、佐賀にはもっていこう...。
と、後悔。
でも、幸いなことにグッズ売り場にトレーナーが売っていました。
ちょっと普通に着るには完全に引きそうなデザインではありましたが背に腹は変えられず、まけてくれるというので買いましたが買って正解。
前日、木更津に泊まったOさんが場所取りしていたのは艦の前方デッキ、それも上の。
途中、風で大変でしたが撮影にはばっちり..、着込んでいて助かりました。それでも途中手がかじかんでしびれたほどの風でした。
艦内にいたら絶対に酔う。
酔い止めは飲みましたがとにかく外にいました。
全ての観閲行事が終わり、風もますます強くなったので撤退して艦内へ。
お弁当を食べ、ホッとしたら朝早かった反動がもろにでて艦内通路で座って転寝..。
通路にはかなり酔ってしまった方たちがいて毛布を貸して貰って寝ていました。
まるで映画で良く見る避難船みたいでした...。
天候が天候だったし、風に煽られつつの撮影でしたからどれもまるで白黒写真みたいですが、やはり行った甲斐は十分にありました。
Oさんとは現地でさよなら。
遅れる、という連絡でしたが下船まで時間がかかったので丁度良いころに迎えに来てくれました。
『楽しかった?』
運転手にそう聞かれました。
楽しかった、のは間違いないのですが、楽しかった、というよりは嬉しかった、のほうが大きかったと思います。
こんな体験したくても次に出来るかどうかはわからないし、高校時代の私では考えも及ばないようなことをしている今、その体験がめちゃめちゃ嬉しい。
500mmの上げ下げと重装備を担ぎっぱなしで筋肉痛にはなりましたが、面白い体験の一日を過ごすことができました。
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コメント
sellow様
昨日は、本当にすっきりした鳥撮り日よりでしたね。
チュウヒ君、会いたかったです...!!。
ミサイル艇ですが、訓練展示の説明として35kt、つまり時速70kmで航行するとあります。乗船した試験艦あすかは時速50kmという事でしたから、やはり船としては『ハヤブサ』並なんだと思います。
アナウンスでもろに対北朝鮮という説明がありました。
眼下の敵、良い映画です。
名作の一つだと思っています。
それにしても、今日のニュースでびっくりです。観閲艦くらまの衝突事故、大破した船首部分、ショックです。せっかくの観艦式だったのに。護衛艦側が非がないことを信じます。こういう事があるとマスコミはすぐに自衛隊をたたきます。5,200tもある船、すぐには停まれないし方向転換だって厳しいです、関門海峡という狭い航路で。
投稿: mog=イオレス | 2009年10月28日 (水曜日) 17時22分
今日は、多摩川に行って来ました。
ハヤブサ君が大サービスだったのですが、近くて速過ぎて撮れませんでした。
その後に、チュウヒ君が出てくれて、イライラ感をほぐしてくれました。
ミサイル艇って、昔の「魚雷艇」みたいに速いんですかね?昔、PTなんとかって、プラモデルをよく作りました。
ちっこいのに、クマタカやオオタカは無いですよね。速いんだったら、「はやぶさ」か「こちょうげんぼう」って名前にすれば良いのに・・
昨夜は久々に「眼下の敵」を観てしまいました。
両艦長が、またカッコイイです。
戦争映画とは思えないです。好きなんですよ。あの感性が・・
「さらば、友よ」とか「レッドサン」も好きですが・・
投稿: sellow | 2009年10月27日 (火曜日) 22時08分
sellowさん、宛のコメントです。
投稿: mog=イオレス | 2009年10月27日 (火曜日) 11時00分
電艦飾は19日から、満艦飾は20日からと25日の観艦式まで横浜・横須賀・木更津、それぞれの港でイベントが開催されていました。
満艦飾。
見たかったですね。
>中でもイージス艦「こんごう」の前甲板と後甲板は、民間人らしき人で一杯で、難民船か海難救助船みたいな感じで、
予行練習の時も乗船できます。
チケット下さった方は既に予行練習でお天気の良い日に乗船されていたのでお譲りしてくださいました。イージス艦は後方甲板が広いですからね、当日も満杯でした。多分汐を被ったんではないでしょうか、とにかく風が強かったので試験艦あすかの旗甲板にいたのですが10キロ近いリュック背負っても風で飛ばされそうでした!
雨も時たま降ってくるしで、艦内は仰るとおり、毛布に包まってる人たちが通路まで座り込んだり横になったりでまるでニュースで見るような避難船というか難民船もどき状態でした。
小さくてもミサイル艇の名前、いいですね!
クマタカとオオタカ!
でも船の大きさからすると隼かチョウゲンボウみたいでしたけどね。
天候が悪かったため空自の参加はなくなり、ちょっとがっかり。空母。ないんですね...ヘリ空母だけ。淋しい気がします。
眼下の敵。
ロバート・ミッチャムですね!
私の場合、駆逐艦といったら雪風。
潜水艦といったら青の6号、です!
またはサブマリン707、かな??
良い体験ができました。
そうそう、ユリカモメがずっと艦のそばを飛んできてくれました。だからユリは好きです。
投稿: mog=イオレス | 2009年10月27日 (火曜日) 10時59分
こんばんわ
昨日が本番だったのですね。
21日の水曜に横浜港口で、お魚と遊んでたら、次々と海自の艦艇が出てきました。中でもイージス艦「こんごう」の前甲板と後甲板は、民間人らしき人で一杯で、難民船か海難救助船みたいな感じで、オカから見て「なんだい、ありゃー」と言う感じでした。予行日でも、見学有り、だったのかな?それとも、インサイダー取引?
護衛艦と言っても、なんだか、海保の「いず」の方が大きい感じがするのですが・・・色のせいかな。
そう言えば、初夏に開港記念イベントで「しらゆき」の公開に行って来ました。昔の「駆逐艦」に相当すると聞いたので「爆雷は積んでないのですか?」って聞いたら「今時、そんなものはありません」と笑われました。
「眼下の敵」という映画が好きなので・・・
今夜、久々に見ようかな・・・
投稿: sellow | 2009年10月26日 (月曜日) 20時09分