函館男声合唱団

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help リーダーに追加 RSS “ピアノセミナー2009”&“移住者交流会”&“函館の骨董屋さんU”&函館男声・MB混声合唱団練習

<<   作成日時 : 2009/06/10 15:31   >>

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 音楽への“没入”と“深化”
 カミツカさんの情熱的なセミナー。

 前夜、ベートーヴェンとの幸福な一会を聴衆と分かち合ったカミツカさん。
 コンサートでは最前列、目の前で聴かせて頂いたが、“ディアベッリ”の変奏が進むごとに唸り声が高まり、まさに没我の境地だった。
 極めてエモーショナルな演奏だったが、それは楽曲に対する深い研究と緻密なテクニックが根底にあっての上である。
 “知”、“情”、“意”揃った名演を堪能できた。

 そのカミツカさんのセミナーも、また強烈なものだった。
 “言葉”も含蓄が深かったが、なにより“表情”や“体”で音楽を語る。
 これこそ、ミュージックサインだ!

 今回は、モーツアルト、ベートーヴェン、ショパン、リストそれぞれの人生にとって節目になった“エモーショナル”な曲を教材に取り上げた。

 5月24日(日)14:00〜函館市芸術ホールリハーサル室

 
 モーツアルトは、K.310イ短調。
 楽章ごとに、石田雅代さん、安田幸恵さん、坂本有香さんが生徒さん。

 ベートーヴェンの「悲愴」は、武井佳子さん、山田ちえみさん、畑中佳子さん。

 ショパンのスケルツォ第1番は、久保悦子さん。

 リストの“葬送”は、吉本有佑さん。

 いや、これは一見、一聴の価値あり。
 有意義、且つ面白い!

 文学的な解釈は一方であっても、“音”は“運動”の結果から生ずる、というのが如実に視覚的、体感的にも解る。
 芸術=肉体=技術は不可分だ、ということか。




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      吉本さんは、捏ね繰り回されていたなあ。
      しかし、見事な演奏でした。

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      ビデオの方が絶対面白い。
      カミツカさんは“美女”は捏ね繰り回さない。

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 前夜のリサイタルの最後に演奏されたバッハのクラヴィーア協奏曲第5番ヘ短調BWV1056は、市川さんには申し訳ないが開始早々帰宅の途へ。
 好きな曲なので残念。
 何度も言うが、西部地区での土、日のイヴェントはもう少し早く開始していただきたい。
 前回のニ短調では、市民会館大ホールという空間に2台のマリンバの伴奏ということで、音響的な面でもう一つだったが、今回はペルラで4台。
 編曲もより自然になる、という点も含めて万全だったのでは?
 しかも、美女4人!
 そこはしっかり拝見して帰りました。

 アンサンブル木精の皆さん。

 市川須磨子先生
 木村百合香さん
 下山沙織さん
 寺澤春佳さん


 編曲作品(クラヴィーア用というのが既に編曲)だが、原曲のソロ楽器ははヴァイオリンよりもオーボエが相応しいだろう。
 第2楽章Ariosoがなんといっても素敵だが、もともと(ややこしいが)はカンタータBWV156のシンフォニアだった。
 「墓に片足入れ」という題名の、“死”にかかわるテキストによる曲。
 これは合唱は最後のコラールだけだが、残念ながらまだ歌ったことがない。
 函館にバッハ専門の合唱団、出来ないかなあ。




 “函館移住者交流会”


 2007年10月より函館で暮らしている。
 来て早々に、このイヴェントに参加することになった。

 当初、“北海道コンシェルジュ”という、移住事業を目的とした3セク的企業が主催していたのだが。
 道南の歴史を巡るバス旅行等、良い企画もあってそれなりに有意義な催しだったが、企業として成り立つ“収益”をどう追求するのか、という姿勢は参加していて全く見えてこなかった。

 案の定、破綻。
 基より、“補助金”頼みで切れたら撤退という筋書きだった、と思われても仕方のないお粗末さだったなあ。

 引継ぎをまちづくりセンターですることになった、一回目が今回。

 基本的な流れは以前と大差なく、正直云って“前途多難”を感じさせるが頑張って頂きたい。

 
 
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 だいたい、“移住者”という言葉に違和感を感じないか。
 此処は何処の国か!って思っちゃうよほんとに。
 もしかしたら元からあるような、一種“排他”的な響きが篭められていないだろうか。

 前にも述べた事があるような気がするが、以前住んでいた仙台は支店経済で“転入者”の多い街だった。
 街も自然に受け入れ、自然に引越し先の近所と挨拶を交わし、自然に町内会活動に参加し、退職後そのまま永住する人たちも多いのだが、自然に其処の町内会役員になったりする。

 “移住者”なんて、構えさせちゃ駄目だろが。

 これは云っておきたいが、この“集まり”の“目的”が、その“移住者”を“隔離(は言葉がきついか、囲い込み)”することにあっては絶対に駄目だ。

 如何に“地域に溶け込んで貰えるか”に腐心するべきだろう。



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 アトラクションで演奏された曽山哲夫トリオの皆さん。
 コミック・バンドではない。
 曽山さんも“転入者(以後移住者という言葉は使わない)”のお一人で金沢市出身。
 金沢市立不動寺小学校長を最後に退職された後、2006年4月にご長男夫婦が住まわれる函館にいらっしゃった。
 作・編曲を中心に、函館の音楽シーンでご活躍されている。
 ピアニストはご存知の方も多いだろう、関悌さん。

 曽山さんは驚くほど精力的に作曲されていて、平成18年からでも23曲を数える。
 函館に因んだ曲も多い。
 「湯の川慕情」、「湯の川ブルース」、「湯の川音頭」・・・
 CDを送っていただいたが、とても心に沁みる佳曲揃いである。
 「ちぎれ雲・土方歳三編」は今夏全国リリースだそう。

 曽山さんのブログは「函館の寅」。
 奥さんがリリーさんってわけ。
 キャンピングカーでの各地旅行記も必見!



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 私が小学生時代熱狂した「サブマリン707」の作者、小澤さとる先生も2007年から函館在住。
 お元気に執筆を続けていらっしゃいます。

 小澤先生のブログは、「小澤さとるのブログ」。




 5月15、29、6月5日(金)19:00〜日本バプテスト連盟函館教会 函館男声合唱団練習
 5月13(水)、17(日)、18日(月)、27日(水)、6月3日(水)、6日(土) 函館MB混声合唱団練習


 それぞれ、日米交歓ガラコンサートだったり、合唱祭の為だったりの練習。
 後日、“合唱祭”の記事で改めて触れるかも知れないが、どうもステージ数が(私にとっては)やや多過ぎ、些か忙殺感があるなあ。
 私の音楽的能力(というほどのモノでも全くない)は、合唱団員としてほんと最低レベルのラインを紙一重で下回っている。
 体に沁み込ませないとならないタイプなので、できれば一年、少なくとも半年は熟成期間が必要だ。

 他の団員の皆さんは遥かに優秀な方たちばかりだが、“詞”、“曲”への共通理解、一体感、を団として持つ為には、4,5回の練習で一丁上がり、というわけにはいかないのではないか?
 また、全般的に新陳代謝が少なく高齢化(しかも急速、日本の縮図だ)しつつあるわけで、10年前、20年前に出来た事が今でも可能だと思うのは、はっきり云って錯覚かも知れない。

 私は歌うことは嫌いではないのだが、どちらかというとより深い音楽“鑑賞”が出来るように自分でも体験したい、という意味合いが強く、所謂合唱“オタク”ではない。
 今までは“合唱曲”には余り思い入れはなかった(バッハは別だ!)のだが、今年は少しずつ目が開きつつあるよう。

 MBで練習している木下牧子さんと、男声での多田武彦『雨』に触れる事が出来たからだ。
 勿論皆さんからすれば、改めて云われるまでのことはない名曲たちでしょう。

 木下牧子さんの合唱曲をまともにライブで聴いたのは、昨年の大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団の函館公演が初めて。
 その時は、「44わのべにすずめ」だった。
 素晴らしい演奏で印象に残っていたのだが、実際に木下作品を歌ってみて、自分にとってのその魅力の源泉が何処にあるのか、次第にはっきりしてきた。

 勝手な指摘かもしれないが、ルネサンスのマドリガルやバロックのコラールを現代に甦らせた作品たちではなかろうか?
 「44わのべにすずめ」はその典型。
 少人数のアンサンブルだともっとはっきりするだろう。

 今練習している、「いっしょに」はコラール風(勿論宗教的意味合いはない)。
 とすると、実際はppからfまでのダイナミクスを持つが、mp〜mf中心になだらかに、起伏があまり余り大きくなり過ぎないように歌いたいような気がする。
 特にテノール(自分)は、高低で声のポジションが余り変化しないように気を付けよう(これからは)。

 『雨』は、勿論曲も素晴らしいのだが、“詞・詩”の興味深さに魅かれた。
 ことに、堀口大学の「十一月にふる雨」。
 十節からなり、それぞれが一定の音節の枠に収まるのだが、最後の節だけ七五調になる。

 例えば最初の節は・・・

 十一月はうらがなし、
 世界を濡(ぬら)し雨がふる!

 そして最後の節・・・

 逢引のみやび男もぬれにけり、
 みやび女もぬれそぼちけり!

 堀口大学は、与謝野晶子等と王朝文学の研究をしていたらしいので“源氏物語”なんかの影響の一端なのだろう。
 “十一月”が、どの部分に対応しているのか研究してみたい。
 此処では、“ぬれ”はエロティック(そーとー)なイメージを内包しているように思う。

 多田武彦(敬称略)も、前の9節までは古の演歌、旧制高校の応援歌調なのだが、最後の節は一転、recitativoとして朗詠風に聴かせる。

 これは面白い!

 
 
 
 函館男声合唱団の練習場の間近、深堀町電停沿いにある骨董屋“尊徳堂”
 経営者は、函館で時折お目にかかるタイプの非常に興味深い人物。
 通って仲良くなれば、“骨董業界”の裏を覗かせてくれるかも。
 
 
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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
初めてコメントさせて頂きます神奈川県のたかやまと
申します。

昨日は楽しいお話しを有り難うございました!

正直、音楽の話しはほとんど分からない(スイマセン)の
ですが、函館移住者交流会のお話し興味深く拝読しま
した。ちょうど私の祖父母がむかし仙台に住んでいた
ことがあったもので…


昨日函館を訪れて、函館が「もっともっと知りたい街」
になりました。またお会いできました際は、どうぞよ
ろしくお願い致します。
たかやま
2009/06/10 16:26
相変わらずの見事な長文?、3行書くのに四苦八苦な私はただただ感心するのみです。
私は人生の半分以上を他の都県で過ごしてきましたが、函館移住者交流会の件は同様に感じます(生まれは函館です)。
北海道自体が、色んな地域の出身者の寄せ集めなんですけどねぇ〜。
inu
2009/06/10 23:40
 函館は四季折々に面白いところです。
 何時来ていただいてもディープな世界をご紹介できますので、どうぞメールください。
 仙台も良い所ですよ。
たかさごや
2009/06/10 23:42
 inuさん、忍耐強く御覧頂きありがとうございます。
 世間の人を寝不足にしようと企んでいます。
 
 ハコダテは北海道でも、またちょっと特殊みたいですね。
 今でも札幌を“奥地”という人が(結構)います。
たかさごや
2009/06/11 00:04
知りませんでした。
小澤さとる先生が函館に住んでらっしゃるとは・・・
昔はサブマリン707や青の6号を読んでいましたからね。
もちろん銭湯には必ずサブマリン707のプラモを持って行ってたし、子供の頃は潜水艦がなければ始まりませんでした。
プラモも本も今でもありますよ。
黒ウサギ
2009/06/11 16:50
 “ムー大陸”編のレッド艦長なんか良かったですね。
 私はどちらかというと初代“707”が好きです。
 絵もよく画きました。
たかさごや
2009/06/12 01:13
【たかさごや】さんへ……アクセスとコメントをありがとうございます。
今後ともお付き合いの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
函館の寅
函館の寅
2009/06/12 06:03
 すっかり寅さんファンになりました。
 またお目にかかるのを愉しみにしています。
たかさごや
2009/06/12 23:17
>芸術=肉体=技術は不可分
そうですね。意志によって可動性を高められた肉体が、技術を発揮し芸術を生むのでしょうね。

11月の雨も本当に歌い甲斐がありますね。おとといの水のいのちの「雨」も良かったですね。セカンドに○もついたし。
joy
2009/06/14 13:36
 恥ずかしながら「水のいのち」は歌うのはおろか、聴いた事もなかったのですが、直ぐ曲の世界に入れました。
 ベースの支えのお陰です。
 それにしても名曲!
たかさごや
URL
2009/06/15 01:35

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