2010年1月18日 2時32分 更新:1月18日 2時32分
「陸山会」の土地購入を巡る事件で、民主党衆院議員の石川知裕容疑者(36)が5000万円の授受に関与したとされる中堅ゼネコン「水谷建設」元幹部について、「名刺が残っていたので会ったことがあるのかもしれない」と周辺関係者に話していることが分かった。東京地検特捜部にも同様の供述をしているとみられる。石川議員は任意段階の取り調べには「会ったこともない」と面識を否定していた。
元幹部は04年10月、東京都内のホテルで石川議員に現金5000万円を渡したとされる。石川議員は周辺関係者に、名刺が残っていたことを理由に「どこかで一度会ったかもしれない」と説明。一方で「面会した事実については記憶には残っていない。5000万円は絶対に受け取っていない」と話しているという。