保護犬「チイちゃん」がやっと雪解けて来ました!
とても長い道のりでした.
保護してから2年半。
やっとチイちゃんが心を開くように成りました。
※保護時の写真、1
2年半前のチイちゃんです。
チイちゃんは小さい犬です。
痩せています。
皮膚病もありました。
ムトウハップで治りました。(付けるのが怖かったです。)
※保護時の写真、2
望ちゃんと2人で小さなキャリーに入って居ます。
2人とも「怖くて」仕方ない様子です。
人間への不信感が現れて居ます。
※保護時の写真、3
気難しい感じのチイちゃんです。
チイちゃんの首輪は室外機の後ろに逃げた時に、苦心して片手で付けました。
とっても怖かったです。
多分、首輪と言う物を付けた事が無いと推測される嫌がりようでした。
※保護時の写真、4
犬同士、喧嘩する事も無く。
望ちゃんの後ろに隠れています。
※望ちゃんがチイちゃんに接近し過ぎて、チイちゃんが嫌がり夜中でも吠えるようになり、近所迷惑に成らない前に悲壮な思いでチイちゃんをキャリーに追い詰めて室内に入れました。
キャリーの中で暴れ続ける(怖いから当然です。)ので、2Fに運ぶのがとても怖かったです。
緑ちゃんとの喧嘩も心配でしたが、それは無かったので一先ずは安心。
※保護時の写真、5
怖がって奥の方に逃げています。
痩せていました。
前回の首輪は望ちゃんがチイちゃんの首輪を自ら、ちぎり取り破壊しましたのでこの首輪は2本目です。
この首輪も1回でサイズ直しは出来ないのでとても緊張しました。
※保護して始めての冬を迎えた時の写真、6
保護して初めての冬。
敷物も嫌がるので、服を着せましたが、片手(両手を使う距離は望めませんでした。)でまず首にかけて、片手で腕をそで口に誘導して・・・。
後で噛みもせず、着せさせてくれたと驚いたぐらいです。
洋服を着るのも始めての経験と推測してます。
※保護してから数ヶ月が経ち、室内に入れた時の写真、7
この頃、首輪が緩く、首輪に前足(片方)が入り、犬・人間ともに大変怖い思いをしながら首輪を取る事が出来ました。
姿を見せるのを嫌い、瞬間風速?mの目にも留まらぬ速さで移動してました。
これはやっと写す事が出来た写真です。
※保護時の写真、8
写真の順番が前後しました。
これは保護した頃の写真です。
このように少し穏やかな顔をして居た時もあった事が写真で確認出来ます。
ですが、お耳と背中が恐怖を物語ってます。
※室内に入れてからの写真、9
室内に入れてからも、ずーとこのようにキャリーに入ったままでした。
敷物を引いても外に放り出しました。
この時期も触る事さえ出来ませんでした。
※保護時から1年ぐらいの写真、10
キャリーは卒業する事が出来ましたが、この場所から動きませんでした。
何時でも逃げれる体制を取ってます。
※保護時から2年ぐらいの写真、11
やっと奥の居場所から前に出て来ました。
それでも気難しい表情(目線を合わさない。)をしています。
※昨年10月ぐらいの写真、12
布団の上に上がるように成りました。
それでも、見つめるとこんなしぐさをして素直に感情を表現出来ません。
人間に対して感情の表現が解らなくて戸惑っています。
※昨年10月ぐらいの写真、13
笑顔(嬉しい)なのか?
威嚇(苛立ち)なのか?
表現方法に戸惑いがあります。
補足
チイちゃんと写っている緑ちゃんの皮膚を心配されるといけませんので補足します。
緑ちゃんは保護した時に皮膚が弱く、昨年は早めにノミの薬を付けたにも関わらず、皮膚がただれてしましました。
昨年は緑ちゃんは3回(1ヶ月に1回)、ノミの薬を付けました。
部屋の隅も掃除機でよく掃除しました。
それでも、写真のような状態になりました。(※現在は一番下の写真の状態で、完治してます。)
塗り薬も付けました。
やっと涼しくなった頃、カイカイも終息して、現在は綺麗な状態になっています。
今年も昨年の野良猫親子を迎え入れた事も鑑み、早くから掃除の徹底(ノミの卵・糞などを取る。)、ノミ・ダニの薬を全員に付ける事を予定しています。
※一番下の写真2枚(チイちゃんと緑ちゃん)は先週写した写真です。
緑ちゃんの皮膚病は治っていますので、ご安心下さい。
※先週の写真、14
最近の表情です。
ちょっと温和な表現に移行して居ます。
ですがまだまだ、戸惑・照れ・の表情・表現をします。
人間不信が体に染み付いていて、人間に可愛がられると言う経験が無いように見受けられます。
それでも徐々に可愛がられる喜びを体で感じたり、「人間に服従すると幸せなんだ」と言う感情を体感し初めてくれたように思えます。
※先週の写真、15
布団と言う物が心地よい事を学んだようです。
2年半で一番温和な表情です。
最近、ちょっと太り始めました。
嬉しい出来事です。
※この写真は先週写しました。
※先週の写真、16
全ての点でチイちゃんを大幅にリードしている緑ちゃんです。
大分慣れて来て良い犬に成りました。
※先週写した写真です。
緑ちゃんの皮膚病は治っていますので、ご安心下さい。
やはり、ワンコちゃんとの関係は人間があくまでリーダーになり、ワンコちゃんを服従させる事が出来、あらゆる状況に置いても人間の言う事を素直に聞けるワンコちゃんに育てる事が、ワンコちゃんも人間も笑顔で暮らせる秘訣なんだと思います。犬を甘やかさない事。愛情を持って、褒めて可愛がる事。楽しいワンコちゃんとの暮らしは人間が(飼い主)ワンコちゃんのリーダーに成る事。それに尽きると思います。ワンコちゃんの良きリーダーに成りましょう!!
チイちゃんは心がズタズタでしたので、私がリーダーである事が2年半も理解出来ませんでした。
ですが、どんな噛み犬・問題犬でも必ずや心を開く時が来ます。
その日まで、人間はワンコちゃんのリーダーとしての態度を貫かなければ成りません。
努力の後には人間とワンコちゃんの幸せが待ってます。
必ず、どんなワンコちゃんも心を開きます。
※全国のワンコちゃん・ニャンコちゃんと暮らして居る皆様!尊い命(ワンニャン)をいろいろな理由を付け、保健所に持ち込んで殺処分を依頼しないで下さい!切にお願い致します。
※貴方の愛犬の問題行動は、貴方が愛犬のリーダーに成る事で解消されます。日々、努力して下さい!やがて問題行動に対しての雪解けが来ます!安易に捨てないで!大切な命を灰にしないで!