2010年1月17日 19時4分更新
昨年度、岡山県内で「うつ病」などで学校を休んだ教員は、82人と2年連続で減少したことがわかりました。
岡山県教育委員会は県内の公立の小中学校や高校の教員、あわせて1万5500人余りを対象に昨年度の勤務状況を調査しました。
その結果、132人の教員が長期間仕事を休んでいたことがわかり、このうち「うつ病」などの精神疾患が原因の人が82人と休職者全体の62.1%にのぼったということです。
精神疾患による休職者は平成18年度の107人をピークに2年連続で減ってきているということです。
県教育委員会では今年度は新任の校長に対して相談しやすい職場の雰囲気作りなどを教える研修を新たに開くなど対策を充実させているということです。
県教育委員会福利課は「全国的には精神疾患による休職者が増え続けているが、岡山では教員へのメンタルヘルスケアの効果が出ていると考えている。引き続き、一度休んだ教員の復職支援にも努めたい」と話しています。