幹事長職の続投表明から一夜明けた17日、民主党の小沢一郎幹事長は今夏の参院選をにらんだ地方行脚を従来通り続けた。この日は日帰りで長崎市を訪問し、支持者を前に来月の長崎県知事選や参院選での勝利を訴えた。ただ、自身の資金管理団体の土地購入を巡る事件にはほとんど触れず、報道陣からの取材も受け付けようとしなかった。
「今年はなんとか個人的にお騒がせしないようにと心がけてきたが、またまたお騒がせして大変恐縮だ」
小沢氏は長崎市内のホテルで開かれた県連パーティーのあいさつで事件について改めて陳謝した。ただ、一連の事件に触れたのはこれだけ。続けて「ようやく政権を取ることができた。夏の参院選で勝利してはじめて内閣の基盤は盤石になる」と語り、幹事長として引き続き陣頭指揮をとることに強い意欲を示した。
(19:15)