クリスマスローズの開花株の販売がこれから佳境に入ります。サカタのタネさんでも、樋口交配株の開花株が販売されています。本家本元のコピスガーデンでは、第2段が発売されています。 花のクオリティの高さの証明でしょう。他の育種家の開花株に比べて安くなったとはいえ高めの設定です。 http://www.coppicegarden.com/shop/89_2742.html 良いなと思うのは、即売り切れですね。コピスガーデンの第2段の目玉は、こころんはイエローピコのセミダブルかなと思うのですが、売り切れですね。巨大なおしべ群が顔を出しているイエローピコダブルも即売り切れですね。これからの販売株には、太いピコがしっかり入ったものも出てくるでしょう。コストパフォーマンスの高い株も低い株も販売されます。審美眼は人それぞれですので、各人でお花の評価は異なってくると思います。が良いと思う株は、すぐ売り切れになるので、あながち異なっているとも言えません。 樋口交配株の“This is ブラック ダブル”って言うお花もコピスガーデンでは販売されるかもしれません。こころんは、カップ咲き・丸弁のブラックダブルに憧れます。 松浦園芸のブラックのダブルはどの程度のものが購入されている方に届くのか楽しみです。ハマシマガーデンのゴールドセミダブルは、素晴らしい花です。新舟さんの所のダーク系のセミダブルやダブルも、水準以上です。ブラックで十分通用します。このような新進のナーセリーの方が研究熱心です。その結果がお花の質に反映されます。と言っても、アシュウッドの呪縛からは解放されませんが、その呪縛を乗り越えようとする意欲が感じられます。 高杉さんも色々と交配には目がないようで、その意欲に衰えはありません。 以上のナーセリーには、これだという何かがあります。 しかしセールスポイントのないナーセリーもあります。 横山園芸の開花株は、セールスポイントがないのですね。しかし横山園芸は、お花の質で勝負するのでなく、おしゃべりで勝負します。例えば大阪の咲くやこの花館でのクリスマスローズ展は、ミヨシさんと横山園芸さんの二つのナーセリーが入られます。横山園芸では誰でも出来るような講演をして、開花株の販売をします。特によい花はありません。はけ口に困るような普通の花にかなりの値札を付けて販売します。ミヨシさんは、メリクロンですからラベル通りの花がほぼ咲きます、横山交配よりは吉田交配の方がクオリティは少し上ではないかと思います。 杉内交配・・・・アピールポイントがありません。 野田園芸の交配株は、アマチュア並の交配ですね。例えば、ゴールドネクタリーとベティラニカーの交配株を販売していますが、洞察力が全然ありません。樋口さんに頼めば、どれと交配しても濃いイエローダブルになる株をもらえると思うのに。すなわちベティーラニカーの性質を持った白でない、イエローピコのダブルの株です。この株とアシュウッドのゴールドネクタリーの濃くて大きい株を交配させれば、かなり期待できる株が出来るのに。私たちのグループでは、ゴールドネクタリー同士のクロス交配、アプリフラッシュとゴールドネクタリーの交配、イエローダブルとゴールドネクタリーの交配など今季発芽しております。このような交配は、アマチュアでもやっております。1年未満の苗で葉も茎もゴールドの苗を作出しております、葉にもギザギサ模様があります。この程度のナーセリーなら、アマチュアと大差有りません。松村園芸もここと同じレベルでしょう。同じレベルで本間交配が続きます。 続いて木口交配、京成バラ園という所でしょうか? 大木さんは、原種交配に力を入れているようですが、私たちのグループは本物の原種を見抜く力がありません。高杉さんの所で原種をいくつか購入しております。ある程度信用のおけるところでないと騙されて原種まがいのものを掴まされる危険性もあります。今年は会長が、ブラック・ゴールド・原種(芳香性)に力を入れると申しておりますし、私たちもチャレンジします。言葉を換えると、後から参入した大木さんなど、原種交配でもしないと入り込む余地がなかったのでしょうね。トレンディーなお花では、秀花は見あたりません。でも彼は正直です。芳香型の交配株の開花花に、リグリス交配で交配はうまく行っているが香りはありませんと正直に書いております。間違っても、これのセルフでは、香りが期待できますなどとは申しません。クリロー珍走団と仲の良い育種家とは違います。 本物だと思うのですが・・・・・ 若泉さんの所の苗は、殆ど誰も持っておりません。 以上独断とバイアスのかかった記事です。 紀州からヤフーのオークションの出品株の中で、ほぼオールゴールドの葉や茎のネオンの輸入株がありました。すぐに六万を超える値段になっていました。六千円程度の輸入株が10倍以上の価格に暴騰していました。手が出せません。でもあのネオン欲しかったですね。 |
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