(cache) 小沢氏、検察と全面対決へ 続投「捜査容認できない」 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  民主党大会で東京地検特捜部の捜査を厳しく批判し、唇をかみしめる小沢幹事長=16日午後、東京・日比谷公会堂

    小沢氏、検察と全面対決へ 続投「捜査容認できない」

     民主党の小沢一郎幹事長は16日午後、都内で開かれた党大会で発言し、元秘書で衆院議員の石川知裕容疑者らを政治資金規正法違反容疑で逮捕した東京地検特捜部の捜査を「到底容認できない。日本の民主主義は暗たんたるものになる」と厳しく批判、検察当局と「断固として戦っていく決意だ。全面的に対決していきたい」と表明した。同時に幹事長続投の考えを重ねて強調した。

     鳩山由紀夫首相(党代表)も小沢幹事長体制を維持する方針だが、自民党など野党側が、18日召集の通常国会で首相の偽装献金問題と合わせて攻勢を強めるのは必至。小沢氏は、党大会での続投表明で党内の一部にある幹事長辞任論を封じ込めたい考えとみられるが、捜査の進展や国会での予算案審議の行方によっては辞任を求める動きが強まる可能性がある。

     首相は「どうぞ戦ってください」と、行政トップとしては異例の言い方で小沢氏を擁護しており、野党は首相の責任も追及する方針。

     小沢氏は党大会で予定されていた党務に関する報告を、自身の資金管理団体の土地購入をめぐる事件の経緯説明に充てた。この中で「何ら不正なお金は使っていない」と強調し、購入費は「積み立ててきた個人の資金」と説明。一方で「(政治資金収支報告書に)記載の間違いはあったかと思うが、形式的なミスはほとんど修正、訂正で許されてきた。党大会に合わせたかのように逮捕された」と検察側への不信感をあらわにした。

     進退については「職責を全力で果たしていく」とし、この後、記者団には「こんなやり方をされて幹事長を辞するつもりはない」と述べ、夏の参院選勝利を目指す意向を示した。

      【共同通信】