2009年3月17日 (火)

「酒を飲んだ親父は今日も骨折して元気だった 」

母親はアルコール依存症だって自己紹介に書きましたけど
(まじでキッチンドランカーで2回死に掛けてる)

親父も酒を飲みだしたら、止まらない奴やったんよ。

俺が小学校5年生だった頃の話
親父の大学の時の先生?の家にいったんやけど
親父は朝から飲み続けて、ベロベロっていうか泥酔してて
母親も面倒がって、普通にほったらかしで帰るんよね。夜21時くらいやったかな?

先生の家を出た場所が丁度、下り坂になってて
そこを、俺と母親と2人で歩いてたんよ(弟は自宅で待機してたと思う)

そしたら後から親父が「まってくりぇえええ はやややややああ」
とか意味不明な言葉を叫びながら走ってくる、はっきり言って子供からしたら相当怖い
お父さんが壊れた!みたいな感じになって怯えてると

ぱっと親父が躓いたんよ 「あふう!」とか言いながら


そしたら、親父が坂をものすごい勢いで転げていくんよね
もうとっくに、俺ら2人を超えて、ひたすらグルグルまわって、何メートルやったかなあ?
かなり下まで、ものすごい勢いで落ちていくんよね。

ドラゴンボールの漫画にでてくる、蹴っ飛ばされたシーンみたいやった記憶があるなあ
でも、母親も全く無視してるんよ、恐ろしい事に
死んだかな?くらいのもんなんよ、俺もう怖くなっちゃってずっと泣いてた。

で転がりながらだんだん端に寄っていって
坂の横の溝
みたいなとこに親父が突き刺さって止まった
でも
ピクリとも動かんのよね。
泣きながら母親と2人で様子を見にいくと、血だらけでヒクヒクしてる

母親もさすがにやばいと思ったのか、「ちょっと!大丈夫!?」って言いながら
ほっぺたパンパンしたけど反応がない。

これはさすがに救急車やと思うんやけど、俺も全然わからんから、泣いてるんよ。
そしたら、俺の泣き声に反応したのか、「うわあああああはははあはっはあはあ」
とか言って親父が復活したんよ、よく見たら指とか曲がってるんよね 変な方向に

俺もう、おお泣き、怖くて怖くて、そしたら親父が
「あああれ?血でてる~Rちゃん(俺)舐めて~舐めて~」って俺に迫ってくるんよ
リアルに
バイオハザードのゾンビみたいな感じ、指折れてるし

そこらへんから、不思議とあまり覚えてないんやけど
母親は、親父を助けるとかたぶんそんな事しなくて、確実にほって帰ってると思う。

帰りの電車で、混んでるのに席に荷物置いてる、おばちゃんが居て
母親に「席譲るような大人にならなあかんよ」って言われたっていう
別段関係のないエピソードは覚えてるんやけど

親父の姿が俺の記憶にないんよね
たぶんどこかの駅に捨てたか、そのままほっといて帰ったんやと思う。

今考えたら母親も恐ろしいなあ
曲がった指がいつのまに元に戻ったんかなあと、今でも考える時がある。

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自己紹介

僕は女性を見るときには、まずその人の母親を見ようとする
必要以上に、家族の写真ない?とかニコニコしながら聞く

「どうして?」って言われれば、「俺家族の写真とかあまりないから、何かそういうの見るの好きでさ」
みたいな訳のわからない事を言い、何とか見ようとする
特に美人の場合は、できるだけ早急に母親を見る必要がある、いつどんなクリーチャーに変身するかもわかんないし。

話がそれました、ごめんなさい、とりあえず僕の「自己紹介」をはじめます。

最初に書いておきますが、これから始まる”書留”は何パーセントが嘘かわかりません。
こう書いておかないと万が一、家族に見つかった時に、僕が攻められるからです

父親(54歳)

この人物を紹介する際に、たぶん手っ取り早いのはエピソード紹介だと思う。
僕はこの人が離婚した事も知らなかったし、まして再婚するなんて話も全然知らなかった。

ある意味勝手に兄弟が増えていた(妹と弟)りと、かなりのサプライズを僕に与えてくれる。

この人の息子なんだなあと、喜びを感じる事もあるが、悲しみを感じる事もある。
いや、正確に言うと悲しみを感じる事の方が圧倒的に多い。

幼児教育者でありながら、俺はこの人に遊んでもらった記憶がほとんどない。
中学まで、自分は競馬の予想師だと教えられ、本気で信じていた。

母親A54歳)

この人の腹から僕は生まれた、血のつながった本当の母親。
生粋のアルコール依存症で、僕が酒大好きな理由の一つがこの人だと思っている。

前書きで少し触れたが、たぶん家族の中で一番「自分教」を開きかけている人だと思う。

この人が家の中で、謝ったところを僕は一度も見た事がない。
「ごめんね」と言ってしまうとあなたは死にます と言われているような態度をとる。

父親がガンで死に掛けている時に、病室の親父のベットの横で
両耳にイヤホンをつけながらながら、もくもくと文章を書いていたという、「自分教」を連想させる行動を見ると
おそらく僕が今まで出会った人物の中で、一番開祖にむいている。

A23歳)

同じ血を分けた、血の繋がった弟
おそらく病気なのではないかと思うくらい、記憶力に障害がある僕のメシア。

たぶんこいつが居なければ僕は死んでいるか、うまくいってもグレていたと思う。
能天気な僕の性格とは逆に、クールな部分を持っており

中学の時に、自分の中学の名前を馬鹿にした他校生を、いきなり平手打ちするなど
微妙におそろしい部分もある。

末っ子根性で「自分は関係ない」が信念なのか、僕の家族に対する相談に一言「死ね」と返すなど
「俺は知らない」で通してしまう事が多い。 たまに5月に鬱になったりしてゲロを吐いている。

祖母(90

俗に言う「ばーちゃん」、とにかく根性が悪い

〇〇通りから南はキ〇ガイばかりだから、行ってはいけない
友達を作ってはいけない、みたいな話を小学校の時から相当な回数聞いていると思う。

箱入り娘らしく、人を馬鹿にする傾向がある。(父にもかなり遺伝している)
今は半分ボケてしまったので、施設に入ってもらっているが

相変わらず、自分の物がなくなったら、横のババアに取られただの
「まわりの人間のレベルが低すぎる、こいつら皆クズだ」
と大声で話すところを見ると、本当は妖怪の血でも入ってて、死なないのじゃないかと不安になる。

母親B423歳?)

親父の新しい嫁さん、北海道からきた普通に美人な人
まだ良くわからないけど抜けてる人だと思う。

俺がアイスが嫌いなのに、俺の家の冷蔵庫がいつもアイスでいっぱいになっている。

うちの家族になじもうと、一生懸命に頑張っているのだけど
たぶん止めた方が良いのに、と思ってしまう。ここに入ってきたら辛いですよ。

一度正月にガチ話をしたら、3日間引き篭もるなど、メンタル面は弱そう。
たぶん僕が面とむかって話すと、相手が辛い思いをするので、真面目な話をしないように心がけている。

AB

北海道に居る、絡みの少ない僕の新しい兄弟
弟が中学3年生、妹が高校3年生とまだ若く、それゆえ思春期のため

俺の事を受け入れてくれないのでは?と思いきや
北海道の田舎の子なので、純粋ムクな良い子で

弟などは中学の先生に、僕の苗字が変わったから、胸のワッペンを変えたいんだ
と言ったり、まだわからないからか、家族になる事に非常に前向き。

妹は、まあ男女って事もあり、俺に対しては少し遠慮気味
というかあまりに俺がいい加減なので、近寄りにくいのかもしれない。

以上が僕の自己紹介です。

ちなみに「自分」ってのはありません、この家族から想像して頂いて
適当に作っちゃってください、ていうか自己紹介って他の人にしてもらった方が

圧倒的に面白いと思うんだけど、どうなんだろう?
面接とかで、「貴方の友人10人に貴方の自己紹介を面接だと言わずに、書いてきてもらってください」
って言う方が、面白いって思うんですけどねえ。僕は。

次回からエピソード書いていきます。

次回「酒を飲んだ親父は今日も骨折して元気だった 」

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前書き

今から僕が書こうとしている文章は、私の家族に向けられた文章です。
と言っても、実際に見られでもしたら、たぶんとんでもなく怒られる。

見つかりませんように。

まず始めに、これはあくまで家族のために書いている文章なので
時系列や、文脈が出鱈目でも怒らないでください。
あ もし、全然関係のない人が読んでいたとしたらね。

ではスタート、「うちの家族は少々変わっている」   ベタだけどまずここから。

まあ、どこの家でも多少変わってたりするんだろうけど
何というか、皆ちょっと、たぶん俺を含めて「不気味」。

そう「不気味」という単語が一番似合っている気がする。
例えば、橋の下で生活している、働かない方々、言わゆる「乞食」
の人達を、僕は「開祖」だと思っているんだけど
彼らは”変わっている"というよりも「不気味」が表現として近い気がする。

別に差別的な意味ではなくて、褒め言葉も含んでいる「不気味」。

みうらじゅんさんの対談本を読んだら、皆自分の宗教を作るべきだ
みたいな感じで書いてあるんだけど、乞食の方々ってのは
もうすでに「自分教」みたいなものが、ちゃんと開教できちゃってる気がする。
仏教の、「無」という精神同様、他人にどう思われるかなどを捨て

まあとにかく、辛い事を辛いって感じるんじゃなくて、もっと楽しく考えようじゃないか”
という般若心境さながらの、さとりみたいなものを感じる。

その悟りは、一般人から見ると理解ができるレベルではないので
「不気味」という表現が、しっくりきてしまう気がする。

ここまで書いて、あれ?と思ったんだが
別にうちの家族は悟りをひらいてない、あーでも母親は若干開いちゃってるかもしんない。

父はまさに逆の人間だと思う。本能のまんまに行動しているように見えるし
祖母も同じだ、やはり馬鹿と天才は紙一重なのかもしれず、うちの家族は俺を含め皆馬鹿だ。

そんな馬鹿で不気味な家族の生活を少しづつ思い出しながら、書き留めておこうと思う。

もし、家族じゃない関係のない人がこれを読んでいるとしたら

「幾久しく幸多かれ」

そして皆「自分教」を作れるように、SEXと美味いものと睡眠を全力でサポートして
何かを残して死んでいけますように。

次回「自己紹介」

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