首相の「どうぞ闘って」に不見識・不用意と批判
1月16日21時5分配信 読売新聞
鳩山首相は16日、検察当局との対決を主張する民主党の小沢幹事長と首相公邸で会談した際に、「どうぞ闘って下さい」と述べたことを、自ら記者団に明らかにした。
この発言について、行政の長として不適切との指摘が出ている。
佐伯啓思京大教授(現代社会論)は「鳩山首相は政府のトップであり、政府の組織である検察と『闘う』と言うのは、不見識だ」と批判。さらに「党代表として党を守りたかったのかもしれないが、行政トップの立場は違う。鳩山首相の発言は軽い」とも語った。
首相は民主党幹事長だった昨年3月、小沢氏の公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で東京地検に逮捕された際に「国策捜査」と表現し、検察当局を非難したが、かえって世論から批判を浴びた。このため、昨年9月の首相就任の記者会見で「反省も含めて、その言葉を遠慮している」と釈明、その後も検察の捜査を尊重する考えを示してきた経緯がある。
首相の元秘書も偽装献金事件で起訴されており、首相と小沢氏という政権党のトップ2人が政治とカネの問題を抱えるのは異例の事態だ。「2人とも検察批判より、まずは自ら説明責任を果たすべきだ」との意見は与党内にも多い。
この発言について、行政の長として不適切との指摘が出ている。
佐伯啓思京大教授(現代社会論)は「鳩山首相は政府のトップであり、政府の組織である検察と『闘う』と言うのは、不見識だ」と批判。さらに「党代表として党を守りたかったのかもしれないが、行政トップの立場は違う。鳩山首相の発言は軽い」とも語った。
首相は民主党幹事長だった昨年3月、小沢氏の公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で東京地検に逮捕された際に「国策捜査」と表現し、検察当局を非難したが、かえって世論から批判を浴びた。このため、昨年9月の首相就任の記者会見で「反省も含めて、その言葉を遠慮している」と釈明、その後も検察の捜査を尊重する考えを示してきた経緯がある。
首相の元秘書も偽装献金事件で起訴されており、首相と小沢氏という政権党のトップ2人が政治とカネの問題を抱えるのは異例の事態だ。「2人とも検察批判より、まずは自ら説明責任を果たすべきだ」との意見は与党内にも多い。
最終更新:1月16日21時5分
ソーシャルブックマークへ投稿 0件
この話題に関するブログ 1件
関連トピックス
主なニュースサイトで 鳩山由紀夫 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 「検察が正義は大間違い」鈴木氏の批判に沸く[photo](産経新聞) 16日(土)20時9分
- 石川逮捕 「くやしい」「小沢も危ない」民主党に衝撃走る[photo](産経新聞) 15日(金)23時14分
- <TBS>不適切取材 車に無断で発信機も(毎日新聞) 16日(土)19時22分