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「小沢氏続投、異論なし」も党大会は暗転 (1/2ページ)
政権交代の成果を強調し、夏の参院選に向け、気勢を上げるはずだった16日の民主党定期党大会は、小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入事件が重大局面を迎えたことを受け、暗転した。小沢氏の強気の続投宣言に異論もなく淡々と議事を進行したが、鳩山政権にカタストロフィ(破滅的結末)がジワジワと迫りつつある。
小沢氏が演壇に上がると約2千人がひしめき合う日比谷公会堂は水を打ったのように静まり返った。
「党大会に合わせたかのように逮捕が行われた。それがまかり通るなら、日本の民主主義の将来は暗澹(あんたん)たるものになる」
小沢氏の激しい検察批判に会場からは「そうだ!」と同調する声が上がり、最後は大きな拍手がわいた。この演説を意気に感じた議員も多く、森裕子選対委員長代理は「検察をトップとする官僚機構と国民の代表である民主党政権との全面的な戦争です。一致団結して最後まで戦う」とまくし立てた。