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郷土料理で給食、献立例を冊子に 琉大・森山講師が完成2010年1月10日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

リーフレット「学校給食から郷土料理」を完成させた森山克子琉球大学講師=5日、西原町の琉球大学

 琉球大学教育学部生涯健康教育コースの森山克子講師はこのほど、沖縄郷土料理を取り入れた学校給食の献立例などを示したリーフレット「学校給食から郷土料理」を完成させた。同大学教育学部が取り組む「21世紀おきなわ子ども教育フォーラム」の一環。リーフレットは1万5千部印刷し、今月末ごろから県内の教育委員会や学校などに配布する予定。
 森山講師は県内の家庭で郷土料理があまり作られなくなる中、学校給食では郷土料理を取り入れた献立が活用されている点に着目した。「学校給食は、子どもたちが郷土料理に触れる数少ない機会になっている」と考え、県内の学校と給食センターに勤める4人の栄養教諭の協力を得てリーフレットを作成した。
 リーフレットでは、郷土料理の伝統的な調理法と学校給食に取り入れる際の献立例を掲載した。併せて、「クーブイリチー」をご飯とまぜ合わせ、卵焼きに包んだ「オープンオムライス」や「冬至(とぅんじー)ジューシー」で作った「焼きおにぎりスープ茶漬け」など、残った郷土料理を家庭でアレンジする方法も紹介している。
 森山講師は「子どもたちが、地域の健康を支えてきた料理を食べる機会を増やし、郷土料理の伝承につなげたい」と語った。


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