2010年1月16日 16時48分更新
中国山地の山あいの岡山県新見市の草間地区では正月の門松やしめ飾りなどを焼いて1年の無病息災などを祈るとんど祭りが行われました。
中国山地の山あいの標高400メートルの場所にありそばの産地として知られている新見市草間地区では毎年この時期にとんど祭りを開いています。
16日は今は使われていない中学校のグラウンドに地域の人たちが正月の門松やしめ飾りなどを持ち寄りました。
はじめに神職が祝詞を上げて1年間の無病息災や五穀豊穣を祈りました。
そしておよそ2メートルほどに積まれた正月飾りなどに火が点けられますとパチパチと音を立てて燃え上がりました。
会場では新見市内の愛好家による勇ましい獅子舞も披露され、集まった人たちが見入っていました。
祭りにきた人たちには甘酒やイノシシ鍋が振る舞われ、美味しそうに食べながら冷え切った身体を温めていました。
集まった人たちは、「明るい年になればいいですね」とか「不況ですが健康が一番です」などと話しことし1年の幸せを願っていました。