岡山放送局

2010年1月16日 16時48分更新

岩手県葛巻町に学ぶエコ


「日本一のクリーンエネルギーの町」として知られる岩手県葛巻町の取り組みについての講演会が15日夜、備前市で開かれました。

講演会には市民らおよそ50人が集まり、岩手県葛巻町の前の町長、中村哲雄さんが「何もないから始まった葛巻町の挑戦」をテーマに、自然エネルギーの活用などについて話しました。

この中で中村さんは、葛巻町では豊かな自然環境を生かし、風力発電機や太陽光パネルの設置など、町をあげて自然エネルギーの活用に取り組んだ結果、今では年間50万人を超える人が視察に訪れる「日本一のクリーンエネルギーの町」として知られていることなどを説明しました。

また酪農や林業といった町の主要産業からも自然エネルギーを作り出し、さらに新たな雇用をうみ出していることなどを紹介し「厳しい自然環境が町の大きな財産となりました。
環境に根ざした取り組みは住民たちの絆も深めたようです」などと話しました。