ファントーシュ編集室発行 季刊ファントーシュVOL7(休刊号)

表紙 裏表紙

解説:昭和52年8月1日ファントーシュ編集室・広瀬和芳氏発行のアニメーション”専門誌”ファントーシュ通巻号にして休刊号となった一冊です。宇宙戦艦ヤマトに一大ブームの兆しが見え始めた時期であっただけに大変残念な出来事でした。

 季刊ファントーシュはこの号で一度休刊に追い込まれます。表紙最下部には次のような謝辞が載っています。

★編集に協力してくださった方々。西谷弘子さん.桜井雅信さん.岸ひできさん.スタジオあかばんてんの面々。そして、他の方々.ありがとうございました。最后のファントーシュ.HIROSE 

※この休刊号(!)では創刊号に掲載された絵コンテの一部を再度紹介しています。これは劇場公開を控えたこの時期を遡ること2年前にスターシア死亡編の石黒昇氏執筆絵コンテが存在していたことを示しています。詳細は別掲『スターシア死亡シナリオ製作過程の謎』に紹介していますのでご覧ください。

 巻末にはファントーシュをめぐる混乱で休刊に至った無念の想いが下の編集後記に綴られています。

■後記

何を書いても、いいわけにすぎません。来春復刊を約束するだけです。保証は何もありませんが・・・・・・・・・

この休刊は、事務所の混乱を整理すること。1号〜7号までの流れにクギリをつけるためです。

復刊する時は、まったく新たなるファントーシュになるでしょう。ごめんなさい。

尚、読者からの予約金(定期購読)は、順次返済していきますが、休刊号の精算がすんだ時点から始めさせていただきますので、10月より12月頃まで、少し時間を下さい。

 下記画像の記事には劇場公開に引き続いてこの時点で続編(後の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」)制作準備が進められていることに触れています。さらに海外公開版の英語版”Space Cruiser Yamato”の記事が載っています。英語版キャラクター名称とキャストが紹介されています。古代進は・・・やっぱり殺人鬼だったようです(ウソ)

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