親子で楽しんで―と初の紙飛行機の大会を企画した古市館長 |
松本市の東部、西部、南部、北部の4地区公民館は合同で2月11日、紙飛行機を作って飛ばす初めての大会を同市芳野の南部体育館で開く。利用者が高齢者や女性に偏りがちな公民館を、子どもや父親世代の30〜40代の男性にもっと利用してほしい−と北部公民館が発案。他の3館が賛同した。
ともに昨年4月から北部公民館に勤務する館長の古市昭太郎さん(71)と主事の田中康友さん(53)が準備。地区体育協会などで活動していた古市さん、市四賀支所勤務だった田中さんとも、それまで公民館で働いた経験がなく、公民館をもっと地域に開かれた存在にしたい−と話し合いを重ねてきた。
2人は「子どもと父親を呼び込もう」と考え、みんなで楽しめる行事として紙飛行機大会を思い付いた。しかし、北部公民館の地区には紙飛行機を飛ばせる体育館のような広い施設がない。このため11月末、各館長が出席した研修会で古市館長が他の館長に企画の内容を説明したところ、3館の館長から合同開催の申し出があった。
各館は23日から順次講師を招いて紙飛行機作りの教室を開き、2月11日の大会で、作った飛行機を飛ばす。親子の滞空時間の合計を競い、1〜5位を表彰する。
教室はいずれも午後1時からで南部が23日、北部は30日、東部は2月6日。西部公民館の地区の希望者は他の館に振り分ける。大会は午前8時半〜正午。
参加費は教室と大会合わせて親子1組500円。募集は各館それぞれ先着15組(応募多数の場合抽選)。大会当日は、北部公民館から無料のバスも運行する。問い合わせは同館(電話0263・35・7740)へ。