遅ればせながら、皆さん、明けましておめでとうございます。今年も皆さんにとりましてすばらしい年となることを祈念いたします。
新年にあたり、新たな気持ちで大東人としての原点に思いをはせてみました。申すまでもなく、大東文化大学の建学の精神は「東西文化の融合」でありますが、それは建学の精神の根底に流れております「進化の精神」を具現するかのように時代とともに新たな解釈が加えられ、現在では「多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造」と読み替えられております。
ところで、現代世界は経済的にも政治的にもきわめて困難な状況に直面しております。一昨年のサブプライムローン問題に端を発する未曾有の世界的同時不況は国や地域を問わず多くの人々を奈落の底に落としました。倒産が相次ぎ、生産は縮小を余儀なくされ、失業者は巷に溢れ、さまざまな経済格差が大幅に拡大しました。その影響は大学にも波及し、経済的理由による入学辞退者や退学者が続出しております。こうした厳しい経済的状況は相変わらずお寒い限りの文部行政や少子化とともに、大学をめぐる環境をいっそう悪化させております。
他方、政治面に目を転ずると、アメリカでも日本でも政権が交替し、新しいリーダーが登場したことは記憶に新しいところであります。また、中国、ロシア、インド、ブラジルなどの新興国が台頭し、世界の勢力図が書き換えられつつあります。さらに、痛ましいことには、依然として世界各地で悲惨な紛争が繰り返されております。こうした状況が意味するところは価値観の大幅な変化と多様化が進んでいるということであり、まさに現代は「混沌の時代」だといえるかもしれません。
実は、大東文化大学は二重の意味で、こうした状況を生き抜く「時代の精神」ともいうべき理念をその建学の精神にもっております。「東西文化の融合」とその現代的読み替えである「多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造」の中には、まず第一に「進化の精神」が流れております。文化は不断に変化しておりますが、それらを融合し、新しい価値を創造するには、絶えず文化を先取りし、それに適応していくという進化の精神が求められるからであります。この厳しい混沌の時代に求められているのは、時代や社会の変化をいち早く読み取り、それに臨機応変に対応していくこの「進化の精神」であります。
第二は、多様な価値を受け入れる寛容の精神であり、国際人としての精神であります。今なお世界では、各地で果てしない悲惨な紛争が続いておりますが、こうした状況を脱却し、真の平和を実現するには、われわれ自身もそうでありますが、次世代を担う子供たちに異文化を認め、多様な価値を受け入れ、国際平和を達成することの大切さを訴え続けていくことが必要であります。大東文化大学の建学の精神には、国際的な視野に立ち、多様な文化を理解し、認め、受け入れるという柔軟な寛容の精神が流れているということはいうまでもありません。
さあ皆さん、この「時代の精神」でもあります「建学の精神」を共有し、来るべき時代に適応しながら、真の国際平和を実現するために、「多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造」に参加してみませんか。
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東松山市長との黒い噂が流れているが、本当のところどうなのか?
今日、学内に暴力団関係者と思われる黒い車が停まっていたが、もみ消しのためなのか?
説明をいただきたい
時代の波を乗り越えるために、市長と裏取引をしたとでも言うのか?そのためなら、暴力団関係者を学内にも入れていいのか?
それが時代の精神なのか?
学生の間でも、この話はすでに広まっている。
早く釈明を
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