ホーム > 野球 > 野球最新紙面記事

ロッテ 佑ちゃん1位もう決めた!!

 ロッテが1位指名を決めた早大・斎藤佑樹
 ロッテが1位指名を決めた早大・斎藤佑樹

 ロッテが14日、千葉マリンで第1回スカウト会議を開き、今秋ドラフトで早大・斎藤佑樹投手(3年・早実)を1位指名する方針を確認し、瀬戸山隆三球団社長(56)が正式表明した。この時期の1位指名決定は異例の早さで、球団トップが佑ちゃん指名を意思表明するのも12球団最速。今年の超目玉に、猛烈なアピールに出た。

  ◇  ◇

 瀬戸山社長は迷いなく言い切った。「1位でいくということをあらためて確認した。斎藤投手あるのみ。方針はブレない」。これまでもたびたび佑ちゃん1位指名の意思を示してきたが、同社長が公式に明言するのは初めて。この時期のトップの発言としては異例で、並々ならぬ球団の決意が込められていた。

 現行ドラフト制度は逆指名のない入札抽選制だが、早々の1位指名宣言は最大限の誠意を意味している。「斎藤佑樹という投手、早稲田大学に対する敬意です」と石川球団副代表は説明する。

 東京六大学リーグではそのクレバーな投球術で現役最多25勝を挙げ、大学No.1投手に君臨する佑ちゃん。加えて、主将を務める人間性や清潔感あふれるキャラクター。実力とスター性を兼ね備える球界の宝獲得へ、球団を挙げてのアピールだ。

 瀬戸山社長は「マイナスのことは考えない」と、仮に今年の成績が思わしくなかったとしても、今後の方針転換はない。

 佑ちゃんシフトも万全だ。春秋リーグ戦の密着マークはもちろん、2月下旬からの早大の米ロサンゼルスキャンプには、松本編成統括と、斎藤担当の新里スカウトを派遣。ヤクルトなど複数球団の競合が予想されるが、早くも西村監督がくじを引くことも決まった。

 さらに背番号も佑ちゃんのために「18」を空けて待つ。昨年は巨人が2月に長野(ホンダ)の1位を明言したが、それを上回る速攻。ロッテの思いは実るか。

(2010年1月14日)





Copyright(C) 2007 Daily Sports All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp