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【芸能・社会】海老蔵 正月公演売り上げ最高 麻央効果で新橋演舞場大入り2010年1月16日 紙面から 歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が出演中の東京・新橋演舞場公演が、同劇場の正月公演としては過去最高の売り上げを達成する見込みであることが15日、分かった。昼夜の話題演目に加え、昨年末にフリーキャスターの小林麻央(27)と結納を交わした海老蔵への注目度がアップ。お祝いムードがそのまま客足にもつながった形だ。 劇場によると、夜の部は千秋楽(26日)まで前売り券はほぼ完売。若干枚出る当日券もすぐに売りきれる状態が続いている。このため、これまで正月最高の売り上げを記録した昨年を大きく上回る見込みという。昨年も海老蔵が座頭(ざがしら)を務めた歌舞伎公演だった。 「切符の値段も上がってきているので、動員数と単純に比較はできませんが、売り上げの数字が正月公演で最高になるのは間違いありません」(劇場)。ただ金額は公表できないとしており、推定で7億円近くに達するとみられる。海老蔵と麻央の熱愛報道が、結果的に大きな宣伝に結び付いたようだ。ともあれ、1925(大正14)年開場の由緒ある劇場の歴史に名を刻むことになる。 今回、夜の部で海老蔵が初役で演じている「慙紅葉汗顔見勢 伊達の十役」は、十の役を50回近い早替わりと宙乗りなどを駆使した娯楽大作。昼は、昨年のモナコ公演で踊った「春興鏡獅子」で、国内では海老蔵襲名披露以来の演目だ。 ほかに、昼は中村獅童・市川笑也の「寿曽我対面」、市川右近が師匠猿之助直伝の舞踊「黒塚」というラインアップで、同世代を中心に初心者に もアピールしたようだ。
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