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セクハラで娘自殺と提訴 人前で尻触られ「発達してない」

 2008年に近畿日本鉄道系のリゾート施設「賢島宝生苑」の女性社員が自殺したのは職場でのセクハラ(性的嫌がらせ)により統合失調症になったのが原因として、両親が施設に1億円余りの損害賠償を求める訴訟を津地裁に起こしたことが16日、分かった。

 賢島宝生苑は「弁護士に任せており、コメントできない」としている。

 訴状によると、女性は10代後半で07年6月下旬、新入社員歓迎会で上司に尻などを触られ、人前で「発達していない」と言われた。その上司の食事の誘いを断ったが、相談した別の上司に「あの人に嫌われたらここにはいられない」と言われた。会社を辞めようとしたが、辞めさせてもらえず精神的に追い詰められ、08年1月に自殺した、としている。

 賢島宝生苑側は上司が触ったことは認めたが「性的意味はない。女性からの相談もなかった」と主張。女性が高校時代から統合失調症だったとする医師のカルテを提出し「就職後の発症ではない」としている。

 両親は「会社は配置換えや上司を処分するなどの対策を怠った。法令を守りセクハラへの認識をあらため、再発防止に努めてほしい」と話している。

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