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記者も激怒し記事をカット! "腕折り"格闘家・青木真也に現場からも批判噴出中

2010年01月15日08時30分 / 提供:日刊サイゾー

日刊サイゾー
記者も激怒し記事をカット! 
 大晦日の格闘技イベント「Dynamite!!」で、魔裟斗の引退や石井慧の敗戦よりもファンを騒然とさせたのは、青木真也の暴挙だった。

 青木は、廣田瑞人との試合において関節技で相手の腕を折り、倒れた廣田に中指を突きたて、さらに腕をブラブラさせて折られた相手を馬鹿にするパフォーマンスを行った。試合後は「躊躇なく折りにいきました。前にも折ったことがあるんですけど、その時はアクシデント。でも今回は折りにいきました」と確信的に負傷させたとコメント。とてもスポーツとは思えない光景だった。

 これに対しファンからは「格闘技がこんな酷いものだとは......見ていて気分が悪くなった」というような批判が続出。選手や関係者からも批判が相次ぎ、元修斗世界ライト級王者の田村彰敏も自身のブログで「あれはただのキチガイ。子供が憧れられない。(中略)青木真也は総合格闘技の品格を落とした」と酷評した。さらに、あるスポーツ紙の記者は「この試合だけは掲載しない」と記事をカットするという無言の抗議。また、海外の格闘技関係者からも批判の声が次々に届く事態となっている。

 青木は後日、謝罪をしているが、廣田が所属するイベント「SRC」側からは「形式的に謝罪の弁は述べておりますが、青木選手から反省の気持ちを感じ取ることはできません」と、明確な処分を求める意見書も出された。

 この大騒動に青木の所属する「パラエストラ東京」の中井祐樹代表は、青木を指導者から解任する発表をしたが、同ジムの会員からは「いつか、こういうことが起こると思っていました。青木さんが指導から外されたって何の影響もないですしね」と驚くほど冷たい声が出ているのだ。同ジムの会員である柔術家の男性が証言する。

「私は他の道場にも出稽古していますが、練習ではどこも普通は終わった後に輪になって座り、礼をするんですよ。でも、パラエストラはそれがないんです。そういう雰囲気ですから、選手も心の育成がされないでしょう。青木さんの指導クラスに出たこともありますが、彼は"これをやって"と指示した後、会員たちを見もせずに漫画を読んだりしているんですよ。ほかにも技を失敗して転んで痛がっている初心者を笑ったり......あんなに人望のない指導者も珍しいでしょう。指導から消えて困る人はいないと思います」

 厳しい意見だが、同様の声は他の道場からパラエストラに出稽古に来た者からも聞かれた。

 今後、青木を悪役として位置づける売り方もできるだろうが、大晦日の試合を観戦した放送局の関係者は「番組スポンサーの手前、今後、青木選手を放送時間内の目立つ場所に起用することはやめた方がいい」という話をしていたという。スポンサー離れが加速する最近の格闘技界において、青木の行為はそれをダメ押しするようなことになるかもしれない。
(文=小田美代)


※画像は青木真也オフィシャルブログより


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