2010年1月15日 18時8分更新
岡山県の石井知事は、来年度の一般会計の当初予算の要求額は、およそ6617億円で9年連続で前の年の当初予算を下まわることを明らかにしました。
これは石井知事が15日の記者会見で明らかにしたものです。
それによりますと岡山県の来年度の一般会計の当初予算の要求額は6617億円あまりとなり、今年度の当初予算を1億円ほど下まわる見通しだということです。
当初予算の要求額が前の年度の当初予算を下まわるのは、平成14年以降、9年連続となります。
内訳をみますと、職員の人数を削減したり給与を見直したりすることで人件費を今年度よりも1.6%減らすほか、公共事業費を13.3%少なくするなど県の行財政改革の方針に沿って歳出が削減されています。
しかしその一方で経済対策のための事業など国の補助金を活用した事業が増えてあわせて146億円にのぼり、総額では今年度とほぼ同じ要求額となったということです。
県では今後、知事の査定を経て来月の中旬までに来年度の当初予算案を編成することにしています。