百人一首を国語教育に取り入れている五島市内の5高校は13日、五島高のセミナーハウスで百人一首大会を開いた。生徒の交流と伝統文化の継承を目的とした正月恒例の行事で、今年で31回目。各校が開く百人一首大会などで選ばれた約50人が参加した。
参加者は作法通り、畳の間で礼を交わしたあと対座。詠み手が朗々と上の句を詠み上げると、さっと手が動いて札を取り合い、静かな会場に緊張がみなぎった。総当たりで勝ち数を競った結果、五島高が5連覇を果たした。【椿山公】
〔長崎版〕
毎日新聞 2010年1月14日 地方版