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感動を掛け声にのせる、大向うの堀越さん。。
 

今日のダーリン

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・いまごろになって、ぼくがこどもだったころに
 父親が言っていたことばを思い出すことがあります。
 「馬を水のところにひっぱっていっても、
  のどが渇いてなけりゃ飲むもんじゃないから‥‥」
 と、これは勉強をしない息子のことを言ってるわけです。

 勉強なんかしなくてもいい、と
 言っていたのではないですが、
 「馬と水」のことはよく言ってました。
 これを、息子本人に言っていたので、
 息子本人は、よく憶えているのです。
 
 「そりゃそうだ、そのとおりだ」と、
 いまも思いますし、当時もそう思っていました。
 ただ、こどものころには、
 「そこで、じぶんは馬として語られているようだけど、
  どうしたら水が飲みたくなるんだろうなぁ?」
 と、ちょっとつらい気持ちで聞いていました。
 いまは、もっと強く「馬と水」のことを思います。
 
 ともすれば、力を持っていて人に命令できる人たちは、
 馬は水辺に連れていけば、水を飲むと思っています。
 あるいは、水を飲むことの大事を説けば、
 きっと水を飲むと考えています。
 しかし、飲むか飲まないかは、馬が決めるんですよね。

 どんな立派そうなルールをつくっても、
 人々が守ろうとしなければ成立しやしない。
 罪と罰、暴力でしばりつけても、
 人は、ほんとにやりたくないことはやるもんじゃない。
 馬が水を飲もうとする状態がないと、
 どうやったってうまくいかないんです。
 これは、ぼくの信念みたいになっています。

・三十年くらい前にピラミッドを目の前にしたとき、
 「これは奴隷を脅かしてつくらせたものじゃない」と、
 ぼくは直感しました、そんなんでできるわけがない。
 最近、そういうふうな研究が発表されてましたが、
 「やっぱりなぁ」と、とてもうれしかったです。
 よろこんでやることには、力があるものなんです。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
「大向う」の声の主が、「ほぼ日」でかけ声をかけますよ。

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