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悼画:基地反対運動の故・金城さんの記録映画上映 輿石監督のトークも /福岡

 米軍普天間基地移設問題に揺れる沖縄県名護市辺野古で、亡くなる直前まで反対運動の先頭に立ち続けた金城祐治さん(享年72)のドキュメンタリー映画の上映と、監督・輿石正(こしいしまさし)さん(63)のトークが、16日午後6時15分から、中央区荒戸3のふくふくプラザ5階視聴覚室である。主催は沖縄とむすぶ市民行動・福岡など。

 上映は昨年10月に完成した「悼画(とうが)・金城祐治さん」。映画で金城さんは、生まれた大阪で受けた激しい差別と、隣人の在日コリアンの優しさが忘れられないと語る。父の郷里・辺野古に移住後も、その体験が、理不尽なものと徹底的に闘う姿勢を貫かせ、労働運動、そして辺野古での反対運動へと身を投じていった。

 名護市で予備校を経営する輿石さんは、反対運動を通して金城さんと知り合った。数々の圧力を受ける中、金城さんは物心両面で支援してくれたという。

 輿石さんは「差別の苦しみを知る金城さんは、弱者への温かいまなざしを持ち続けた。辺野古は今、全国的な関心事だが、政治的な面だけでなく、その背後に、基地を背負わされ差別された沖縄の人がいることを忘れないでほしい」と話す。

 参加費は一般800円、学生500円。問い合わせは、実行委の木下さん(090・1364・2261)。【幸島朋子】

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2010年1月14日 地方版

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