2010年 1月 14日 |
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300日規定訴訟判決 原告の請求棄却
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離婚後300日以内に生まれた子供は前の夫の子供と推定する民法のいわゆる300日規定を理由に子供の出生届が受理されなかったのは憲法に違反するとして総社市の女性が市などに損害賠償を求めている裁判です。14日、岡山地裁は女性の主張を退ける判決を言い渡しました。この裁判は、総社市の20歳代の女性が出した女の子の出生届を総社市が、民法の300日規定を理由に受理しなかったのは、憲法が定めた法の下の平等に反するなどとして、国と市に対して合わせて330万円の損害賠償を求めているものです。岡山地裁の古賀輝郎裁判長は、「300日規定に憲法違反は無く、それに基づいた今回の出生届の処理も憲法違反ではない」などとして、原告の主張を退けました。判決を受け、原告の弁護士は控訴する考えです。
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内海ダム再開発 収用委員が現地調査
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香川県が進めている小豆島町の内海ダム再開発事業です。県がこれから取得する建設予定地の状態を確認するため収用委員が現地を調査しました。7人の収用委員全員が県がこれから取得する12カ所、あわせて約5000平方メートルの土地を訪れ、境界線や立木の状態などを確かめました。再開発事業では県などが国の補助を受け、現在のダムの下流に約7.5倍の貯水量を持つ新しいダムを建設します。一部の地権者は自然や景観を損ねるとして反対運動を続けていますが、すでに国は、強制的に土地を取得できる事業認定を行っています。収用委員会では、調査をもとに土地取得のための価格や条件などを決めることにしています。
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就職氷河期に大学で模擬集団面接
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就職活動中の大学生にとっては厳しい「氷河期」が続いていますが、就職試験の集団面接を模擬体験する講座が岡山市の大学で開かれました。会場にはこれから就職活動に臨む3年生を中心に約400人が集まりました。この講座は、最近の就職試験では面接が重視されていることから岡山理科大学が初めて開いたものです。「大学時代に一番力を出し切ったこと」や志望動機などの質問に対し、立候補した3人の学生がかなり緊張した様子で答えていました。そして講師が「エピソードには具体性が必要」、「他の受験者の話もきちんと聞く姿勢が大事」などとアドバイスしていました。岡山県内の大学生の就職内定率は去年11月末現在で51.1%と厳しい状況が続いています。
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お猿の国でも「政権交代」
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サルの世界でも「政権交代」です。香川県・小豆島の銚子渓自然動物園でサルの群れで争いがあり、ボスが交代しました。約500匹のニホンザルが餌付けされている「お猿の国」。2つあるサルの群れのうち1つの群れにある変化がありました。サルの世界も政権が交代したのです。お猿の国では代々、ボスザルには「トラ」の愛称が付けられています。発端は去年9月、意中のメスザルをめぐり、ボスの7代目トラにナンバー2が戦いを挑み、勝ちました。その後、2匹の力関係は逆転。ナンバー2が8代目トラとなりました。ボスの交代は通常、死亡や病気が原因の場合がほとんどで、今回のように直接対決での交代は初めてということです。新しいボスが、どれだけ手腕を発揮できるか。飼育員も政権交代後の群れの行方を見守っています。
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葉ワサビの収穫始まる
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厳しい寒さが続くなか岡山県鏡野町で葉ワサビの収穫が始まりました。中国山地の山あいにある鏡野町奥津地域では清らかな水がワサビの栽培に適していることから地元の農家などが10アールの畑で葉ワサビの温室栽培に取り組んでいます。このうち坂手譲さんの温室でも摘み取り作業に追われました。葉ワサビは去年秋に種を蒔いたもので、茎の先には10センチほどの鮮やかな緑色の葉を広げています。収獲した葉ワサビは醤油漬けや粕漬けにして「道の駅奥津温泉」などで販売されます。葉ワサビの収穫は3月下旬まで続きます。
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