鳩山由紀夫首相は14日午前、東京地検特捜部が民主党の小沢一郎幹事長の関係先を家宅捜索したことについて「国会にできるだけ影響を与えないように一生懸命やる」と述べ、18日召集の通常国会に向け、政府・民主党が結束して臨む考えを示した。小沢幹事長の交代の可能性に関しては「今その考えはない」と述べ、続投させる意向を表明した。首相公邸前で記者団に語った。
首相は小沢氏について「小沢幹事長の体制でここまでやってきて、選挙も厳しい中を乗り越えてきた」と、昨年夏の衆院選勝利などの功績を強調。今夏の参院選への影響に関しては「まだ先の話だ。それまでの間にこの問題も解決して全党一丸で臨むしかない」と力説した。
小沢氏の説明責任に関しては「捜査中ということで本人も発言を控えていると思う」と指摘。その上で「これ以上話すと捜査に影響を与えるとなれば、発言を控えると思う。私はそれがその道と思う」と、小沢氏の対応に理解を示した。
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