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大阪唯一の「チンチン電車」が消える? 阪堺電気軌道阪堺線 (2/2ページ)
堺市内の区間については、線路や車両など鉄道設備を市に譲渡して土地も貸与、運営は同社が担当する「公有民営」方式で基本的に合意ができつつあり、阪堺線部分も低床型のLRT化する計画もあったという。
ところが、竹山新市長はLRT事業の中止を明言。「阪堺線は残したいが、すべて公でする話ではない」と述べ、阪堺線部分の事業がどうなるかは微妙な情勢となっている。
同社全体の路面電車事業は平成20年3月期で2億1300万円の営業損失を計上。このうち堺市内区間が2億2100万円の営業損失で、大阪市内路線のわずかな黒字を吹き飛ばしている。同社の山本拓郎社長は「公有民営でなければ廃線するしかない」と危機感を募らせている。