シー・シェパードの超高速抗議船「アディ・ギル(Ady Gil)」号が沈没
ポール・ワトソン率いる環境ファシズム団体・シーシェパードの「アディー・ギル号」が大破して自沈したそうです。
わたしは捕鯨推進派でも、反対派でもないですが、このニュースは歓迎したいと思う。
言うまでもないがシーシェパードの捕鯨に反対する彼らの理由が「鯨類は高い知能を持った生物だから、生きるに値する命だ・・・」という恣意的な命の線引きと、差別主義にあるからです。
動物権哲学と、その「動物の権利運動」は1930年代に猛威を振るったファシズム優生思想の焼き直しであり、化粧直しに過ぎず、「社会の進歩」どころか逆に戦後の人間の歴史を百年も後退させる、恐るべき大反動勢力なのです。 歴史を百年も逆戻りさせようと企むものだ、と言わざるを得ないのです。 《写真はアーリア人種か否かを識別するためにナチスが使用した頭蓋骨測定装置「プラトメートル」》
同じ理由で動物愛『誤』団体が「大型類人袁に人権(動物権)を認めよ・・・」と主張しています。
「チンパンジーやオランウータンなどの大型類人袁は高度なコミュニケーション能力を有し、DNAの98%は人類と同じであるから、尊重に値し、生きるに値する命である・・・」というのです。 能力の高低をもって「生きるに値する命か、値しない命か・・・」を決定する仕分け方は、「金髪碧眼のアーリア人種は、この世界へと贈られた神からの賜物である」と言って、「優等な白人種が、無知で野蛮な有色人種を支配するべきである・・・」などと主張した、トーマス・マルサスやスチュアート・ミルの人種衛生学を思い起こさせるものです。
じつに寒気がする代物であります。
五十年も百年も前に出ていた差別哲学を、シーシェパードやアニマルライツなどの、現代の動物愛『誤』団体、「環境保護団体」は現代風に焼き直し・化粧直しして「社会の画期的な進歩だ・・・」と言うのです。
この能力差別を根拠としたとんでもない生命倫理哲学は、声を大にして100回も200回も非難されてしかるべきであり、人権主義者だけのみならず、広範な弾劾の声を結集して全力で打倒しなくてはならないと考えます。
じつに愚かで、寒気がする話しなのです。
(写真は人種差別をあおるドイツの教科書の挿絵。牛を殺すユダヤ人。ナチスはこうやってユダヤ人に対する偏見を子供に植え付けた。) 【1月6日 AFP】(一部更新)南極海で日本の調査捕鯨船に対する妨害活動を展開している米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society、SS)」がこのほど新たに導入した未来型の超高速抗議船「アディ・ギル(Ady Gil)」号が6日、捕鯨船団の1隻と衝突し、真っ二つになって沈没した。シー・シェパードが同日、声明で発表した。 シー・シェパードは声明で、「(日本の)第2昭南丸が突然エンジンを起動させ、故意にアディ・ギル号に激突してきた。船首の8フィート(約2.4メートル)が完全にちぎれた」と主張。「いわれのない」攻撃の一部始終は、ビデオ録画してあるとしている。 乗り組んでいた活動家6人は救助され無事だが、船の回収は難しい状況だという。 シー・シェパードは同日、アディ・ギル号から捕鯨船に向けて「悪臭弾」を発射するなどの妨害活動を行っていた。 シー・シェパードの「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号のポール・ワトソン(Paul Watson)船長は、「過激な対応でわれわれの残る2隻の船が撤退すると考えているのなら、それは間違いだ。われわれは今や真実の捕鯨戦争に突入した。撤退する気はない」と話した。 アディ・ギル号は炭素繊維とケブラー繊維製の三胴式で、わずか61日間で世界一周を達成した超高速船。以前は「アースレース(Earthrace)」号といったが、反捕鯨活動に100万ドルを支援した米ハリウッド(Hollywood)のビジネスマンの氏名にちなみ、アディ・ギル号と名を変えた。(c)AFP |