沖縄放送局

2010年1月14日 18時13分更新

参院委シュワブ周辺住民

14日、基地問題や経済振興についての調査のため沖縄を訪れている参議院の沖縄・北方特別委員会の委員は今の日米合意でアメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古を訪れ、(へのこ)県内移設に反対する市民グループと意見を交わしました。

名護市辺野古を訪れたのは、参議院の沖縄・北方特別委員会の市川委員長など6人で、(いちかわ)委員らは、県内移設に反対する市民グループから埋め立てが予定されている沿岸部分について説明を受けました。

委員らは、市民グループのメンバーに滑走路が建設される場所について指を指しながら確認し、「辺野古のきれいな海に新しい基地をつくらせないよう各政党に働きかけてほしい」というメンバーの訴えに耳を傾けていました。

この後、市川委員長は記者団に対し、「このような美しい海を埋め立てるという計画をなぜ当時の政府としてまとめてしまったのかと思う一方で、普天間基地の移設はアメリカという交渉相手がある話だ。今回の視察を生かし、移設問題について政府が早急に結論を出すよう委員会として取り組みたい」と述べました。