2008/08/31

通夜の酒

 ぼくは、東京からこちらへ引っ越して来て8年になる。歳を取ると葬式に出る回数も段々と増えてくる。こちらに越して来てから近所の葬式に何回か出た。今は昔と違って葬儀屋さんのセレモニーホールを借りてやるから世話がない。

 しかし、この葬儀屋というのがヤクザ商売で、忙しさに取り紛れている喪主の立場に乗じてサービス業の基本をおろそかにしたとんでもないことをやらかすことがある。

 ぼくは、頼まれて香典の受付をすることになった。上州は香典返しをする一般の受付と、お返しは不要という新生活の受付がある。新生活で受け付ける香典の中身は5000円未満という暗黙のルールがある。4000円包んで来る人はいないから、最高でも3000円。

 香典の中身は、包む人が心得ているからいいのだが、受付の準備の際に、新生活で来た人には、その場で会葬返しを渡してくれと言われた。冗談じゃない。それじゃ相手の人に失礼だ。と言ったのだが、そういう風にしてくださいと言われて、しぶしぶその通りにすることした。

 葬儀屋が用意した机で受付をする訳だが、この受付机外観は大変立派なんだが、受け付ける方に廻ると照明が貧弱で、手元がよく見えない。くそったれこんな机でお金を扱えというのか、何を考えているのだこの葬儀屋はと思った。

 何か足りないものがあって、葬儀屋本体の受付をしている人に持って来てもらった。受付嬢というのは大体べっぴんさんがやっている訳だが、この葬儀屋も例に漏れず、べっぴんさんだった。べっぴんさんはいいのだが、この受付嬢は、笑顔で応対をしていた。

 笑顔で応対というのは接客の基本で、スチュワーデスなんかは無理矢理笑顔を作って接客する訓練を積んでいる。まぁそういう笑顔はその場限りで終わってしまうお客様商売には向いているが、葬儀屋の受付嬢ににこにこやられると、あまりいい気持ちになれない。余計むかっ腹がたってくる。

 時間が来て会葬の人が集まり始めたので受付をして、言われた通りに会葬返しを渡していたら、案の定お前それは違うぞと香典を出した人に言われた。そら来た。全体の流れを見ていた葬儀屋が、そういう風にしてくださいで、その場は収めたが嫌な雰囲気が残った。

 香典と引き替えに会葬返しを渡したら、香典持って来た人から見れば、会葬返しを買いに来てついでにお焼香していくことになる。この葬儀屋は、そういうものの本質がわからないで、建物や設備のよさといった外面だけで仕事をこなしていた。

 そして、通夜の式が終わり、通夜の膳に案内された。葬儀屋の司会の人が全員席についたのを確認して、それでは献杯の音頭を誰それさんにお願いします。皆様ご唱和ください。と言った。

 ご唱和?。お前それは違うぞ、と言いたいところだがそうもいかず、こうなったら、成り行きにまかせるしかない。指名された人の献杯の発声に合わせてみんなでご唱和した。あぁあ、通夜の酒が祝宴の酒になっちゃったよ。

 そして翌日、葬式の受付を終えて、香典帳を付けてお金を合わせたものを葬儀屋が寄こした紙の袋に入れて、おい、これ焼き場から帰って来る合間お宅の金庫に預かってくれないか?、と言ったら、いやうちはそういうことはしません。あっさりと断られた。

 随分と広い敷地にいい建物を建てて、いい設備が整えているのだが、貴重品の預かりサービスをしない。一泊5000円の民宿だって貴重品の預かり位はするのだが、ここの葬儀屋はなりばかり豪華だが中身はピーマンだ。

 仕方がないから集まった香典抱えて焼き場まで行って、また葬儀屋のホールに戻って、お清めの席についた。大金抱えて行ったり来たりたまったもんじゃない。通夜の時と同じく、葬儀屋の司会の人がそれでは献杯の音頭を誰それさんにお願いします。皆様ご唱和ください。と言った。あーあ。また祝宴の酒にしちゃったよ。

 以上、笑い話ではなく本当にあった話だ。広い敷地に立派な建物・設備というハードがあるのだが、それを使いこなすソフトがここまでお粗末というのも珍しい。ぼくは、喪主ではないが、後日葬儀屋を呼んで、あれは違う、これは違うと、こういう風にすればいい、ああいう風にすればいいと懇切丁寧にタダで教えてあげた。

 先日のISさんの葬儀は同じ葬儀屋のホールで行なわれた。ぼくがこのホールに来るのはこれで3回目だ。もう少し工夫すればうまく進行できるのだがなと思う部分があったが、前よりは随分とましになっていた。

 ぼくも月賦屋に来た時は素人だった。ぼくだけではない店の人全員素人だった。その素人が年季が入って成長していく訳だ。葬儀屋に限らず立派なハードを整えて、運用面のソフトが未熟なところが目立つ。まぁぼくもお客様に怒られ怒られ成長していったから、同じことをやっているのかも知れないな。

2008/08/04

アフラックの無断寸借4

 8月1日アフラックより金融庁に対し業務改善計画が出された。アフラックのホームページには、業務改善計画について、という文書が掲載されている。それを読むと、金をもらうだけもらっておいて払う時はなるべく払わないようにすれば儲かるという企業体質が浮かび上がってくる。

 照合チェックは入力した人とは別の人、つまり目玉を変えて行なうのが基本なんだが、担当者2名による同時入力・相互照合(ダブルエントリー)を導入すると書いてあるけど、同時入力・相互照合で2人同時に間違ったらどうするんだろう。システム屋の目から見るとかなり危ないやり方に見える。

 いろいろと改善しますと書いてあるが、要するに今までは素人仕事していました。これからは素人仕事よりは少しはましな仕事をしますということのようだ。肝心の金払わなければ儲かるという企業体質を改善するということが書いてない。

 金融庁が求めているのは、難しいことではない。公序良俗に反しない企業体質に改善しなさいということなのだが、これで駄目なら次は業務停止命令になる。そういうことにならなければいいのだが、このままでは業務停止命令もありかなと危惧している。

2008/07/31

更新の準備ができました

 二週間ほど前からパソコンを起動すると、

 更新の準備ができました。
 これらの更新をインストールするにはここをクリックしてください。

という吹き出しがタスクバー上に出るようになった。なんじゃこりゃ。新手のウイルスか?。しかしセキュリティソフトは何も反応しない。

 なんだろうと思い恐い物見たさでクリックして見たら、ウインドウズの旗のアイコンがあるパネルが表示される。ウインドウズのアイコンがあってもマイクロソフトのものとは限らない。こういうのは信用しないに越したことはない。

 実行しないでほっておくのだが、パソコンの起動時に、更新の準備ができました。と出てくるのが目障りで仕方がない。また恐る恐るクリックして推薦でない方を選んだら何か文字が出てきた。
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悪意のあるソフトウエアの削除ツール-2008年7月(KB890830)

サイズ: 792 KB

ダウンロードが終わると、このツールが一度実行され、Blaster、Sasser、Mydoom など感染力が強く悪意のある特定のソフトウェアにコンピュータが感染していないかどうかを検査し、感染が見つかった場合には削除することができます。感染が見つかった場合、コンピュータを次回起動したときにステータス レポートが表示されます。新しいバージョンのツールは毎月提供されます。コンピュータでツールを手動で実行する場合は、マイクロソフト ダウンロード センターからダウンロードするか、microsoft.com でオンライン バージョンを実行してください。このツールは、ウイルス対策ソフトウェア製品の代わりになるものではありません。コンピュータを保護するには、ウイルス対策ソフトウェア製品を使用する必要があります。

次の場所でこの更新の詳細を参照できます:  http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=39987
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 何じゃこりゃ。悪意のあるソフトウエアの削除ツールって、お前が悪意のあるソフトウエアじゃないのか?。すでにウイルス対策ソフトウエアを使っている人はどうすればいいのだ?。

 面倒くさいからほったらかしておいた。下手にインストールしてウイルスに感染させられたらたまったもんじゃない。それにしてもパソコンを起動するたびに吹き出しが出るのは目障りだ。マイクロソフトがおかしなことをしたのか、それとも悪意のある連中がマイクロソフトと思わせてコンピュータの中にこいつを忍び込ませて、実行したら待ってましたとばかりにいたずらを始めるのか分かったもんじゃない。

 新しいソフトは人が使ったのを見て安全かどうかを判断してから使った方がいい。誰かすでに使った人がいるかなと思って、KB890830 をキーにしてインターネットで検索してみたらうじゃうじゃ出てきた。うじゃうじゃ出てくると読まなければならないから嫌なんだが、適当に当たりを付けて読んで見た。

1.これはマクロソフトが正規に配布したものである。
2.ウイルス対策ソフトを使っている場合はインストールして実行する必要はない。
3.実行後の削除の仕方は書いてあるが実行前に削除する方法は分からない。

 まぁ上の3つ位は分かった。タスクバーにあるアイコンを右クリックして、削除というのが出てくれば、それで削除するのだが、左クリックしても右クリックしてもインストール画面が出てくるだけで、どうにもならない。

 ここを読んでいる誰か、目障りなこいつをインストールしないで削除する方法を知っている人は教えてくれませんか。マイクロソフトにクレーム付けても駄目だ。あいつら日本語が分からないもの。何せ言語明瞭意味不明なヘルプ付けてくる連中だから。

 もう10年以上前になるけど、ビル・ゲイツがどこか外国へ行った時にパイ生地だったかをぶつけられたことがあった。当然ぶつけた人は逮捕されて罰金刑くらったけど、罰金の額が日本円に換算してパイ生地一枚1000円位だった。あの時は、1000円ならおれにも一枚ぶつけさせろという人が一杯いたな。やるならクレームよりこっちの方が面白い。

 アフラックの無断寸借をアップしたのと関係があるのかどうか分からないが、先週4日連続でレジストリを不正に変更しようとする攻撃を受けた。幸いセキュリティソフトがブロックしたのでよかったが、インターネットというのは何でもアリの世界だな。

2008/07/28

アフラックの無断寸借3

 アフラックは14日に引き落としデータを作成していると書いたが、記憶違いだった。月初めに引き落としデータを作成していると聞いたのが正しい記憶だ。どうも歳をとると記憶力が落ちていかん。

 月初めに引き落としデータを作成しているのであれば、ほぼ全件について無断寸借をしていることになる。そしてこの無断寸借は、ぼくの件が初めてではなく、毎月どうなっているんだとコールセンターに電話が行っていたことになる。

 ぼくの場合オペレータ嬢は、貴重なご意見を頂きましてありがとうございました。上席を通して担当部門に伝えますので、というやりとりがあった。貴重なご意見を上席を通して担当部門に伝えているのであればこういうトラブルは起きない。

 アフラックはクレームを怖がるどころか、適当に聞こえがいいことを言ってアカンベーしていたことになる。ぼくはシステムエンジニヤをやっていたから来た手紙を見ればその裏側は多少分かる。アフラックのシステムは、解約した人から一回分の保険料を無断寸借するようにできている。

 であるならば、ここを読んでいる人が将来保険を解約した時、同じように無断寸借をされた場合は、人の口座から勝手に金を引き下ろすとは何事だ。すぐに倍にして返せ!。お前じゃ話にならん社長出せ!。という対応をすることをお勧めする。よく考えたら、これが言えたんだった。あぁもったいないことをした。

 金融庁から業務改善命令を受けた生保10社の保険金不払い問題は、表面上何かを取り繕いましたという問題では収まらない。一つの大事故の背景には29の普通のミスがあり、さらにその背景には300の小さなミスがあると言われている。人のお金を扱う仕事にミスは許されない。アフラックの無断寸借は、ミスではなく故意にやったのだから悪質だ。

 金融庁は、責任の明確化そして業務改善計画およびその進捗状況に応じて次の判断をすると思う。無断寸借の額が小さいから警察沙汰にする人がいないだけで、過去に遡って多くの人から組織的計画的継続的にやっていたとなれば十分に刑事事件になる。警察や国税に礼状持って乗り込まれたら大変だぞ。アヒルのモラルじゃ駄目だろう。がふがふ。ぐぇ!。

 このブログには、ぼく自身がクレーム処理をした体験。ぼくの方からクレームを付けた体験を書いて、このブログを読んでいる人達の参考になればと思ってクレーム処理のカテゴリを設けてある。今回はクレーム処理をしているかのように見せかけておいて実は何もしないでアカンベーをしていたという実に不誠実極まりない事例を上げた。

 こういうおかしなクレーム処理をしている原因はモラルハザードにある。何が可哀想かといって、そういうことはしてはいけないと分かっていても会社からそうしろと言われて、自身のモラルに反することをしなければならない社員だ。

2008/07/24

アフラックの無断寸借2

 アフラックは、クレーム処理の第一原則すぐにやること、を外したのでどうするのだろうと思っていたら、6月6日付けで料金第二部長名で慇懃無礼な手紙が来た。
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                                                    2008年6月6日
群馬県伊勢崎市○○町○○-○
よた老 様
            アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
                               料金第二部長 ○○ ○○ 印

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さてこのたびは、がん保険の解約手続後の保険料振替につきまして、十分なご案内がなされていなかったために、よた老様には大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 また、平成20年3月17日付にて頂戴しましたよた老さまからの書面につきまして、弊社からの回答が大変遅くなりましたことを重ねてお詫び申し上げます。
 よた老さまより頂きましたご指摘や貴重なご意見につきまして、真摯に受け止め、下記のとおり、弊社での検討課題とさせていただいております。現状での回答は必ずしもご満足いただけるものではないかと思いますが何卒ご理解をいただければ幸いです。
 末筆となりますが、よた老におかれましては、時節柄一層のご自愛をお祈り申し上げます。
                                                                     敬具
                                  記
1.解約手続き完了後に保険料の振替を行ってしまった点について
解約手続き完了後に保険料を振替えてしまった点につきましては、深くお詫び申し上げます。これは弊社の保険料請求スケジュールとお客様からご提出いただいた解約請求書の受付日の関係により、保険料請求の停止が間に合わないために発生したものです。この場合は、弊社で保険料相当額の着金が確認できしだいお客様に返金させていただいております。今後は解約手続き完了後の保険料請求停止の迅速化と返金の際のわかりやすいご案内方法について検討をいたします。

2.「保険料返金手続き完了のお知らせ」ハガキのご指摘について
①「あらかじめご承知おきくださいますよう」の文言について
 「あらかじめご了承くださいますよう」へ変更予定です。
②返金理由の「解約後に入金があったため」の文言について
 現在適切な文言を検討中です。
③ハガキの作成日について
 作成日を挿入予定です。

〒182-8001
東京都調布市小島町2-48-26 調布サウスゲートビル
       アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
            料金第二部 料金第一課 担当:○○
              電話:042-441-3722
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この手紙の何が慇懃無礼か以下に箇条書きで書く。

1.通常、社長宛の手紙の返信は社長名でするのが常識である。別の部署でやる場合は、社長に代わってという文言を書かなければならない。料金第二部長名からの手紙には、それが書いて無い。まず手紙を書く上での礼儀がなっていない。

2.3月4日付けコールセンター長からの手紙には、よた老さまより頂戴いたしましたご意見は小職より責任をもって担当部門に伝え、会社として今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。と書いてあるが料金第二部長からの手紙を見るとコールセンター長から責任を持って伝えるはずのことが書いてない。事実を矮小化している。

3.料金第二部長からの手紙には、よた老さまより頂きましたご指摘や貴重なご意見につきまして、真摯に受け止め、下記のとおり、弊社での検討課題とさせていただいております。という文言が書いてある。要するににこれは何もしませんよという役人言葉だ。クレーム処理で使う言葉ではない。

4.解約手続き完了後に保険料を振り替えてしまった点につきましては、深くお詫び申し上げます。とやっと、お詫びの言葉が出てきた。これが、3月4日の時点で出ていればまだよかったのだが遅すぎる。

5.今後は解約手続き完了後の保険料請求停止の迅速化…。という文言があるが、これほど慇懃無礼なものはない。問題の原因は、27日に引き落とすデータを13日前の14日に作成している点にある。引き落としデータの作成日を可能な限り27日に近づけることをしないで、保険料請求停止の迅速化と言っても、何もしませんよと言っているのと同じだ。

6.返金理由について、現在適切な文言を検討中です。とあるが、解約後に引き落としたため、というそのもずばりの文言がある。何故にそれが使えないのか。裏を返すとそれだけやましいということだろう。

 今回のアフラックの事例は、表面的には締め後の処理で行き違いがあったということなんだが、解約処理をした時点で当月分の引き落としデータを作成してあることは分かっていたはすだ。解約手続き完了のハガキの下には十分な余白がある。何故その余白を使って引き落としと返金の案内を書かなかったのか?。

 通常締め後処理の行き違いでお客様の口座から引き落としてしまった場合は、すぐに返金するのが大原則だが、何故翌月11日まで引き延ばして返金してきたのか?

 ぼくが電話した時点で何故にすぐにお詫びの手紙を寄こさなかったのか?。来たのはおかしなお礼状だった。知人から何年か前にアフラックの保険を解約した時も同じであったと聞いた。今回の事例と合わせると確信犯でやっている。だからすぐにお詫びの手紙が来なかった。

 ぼくは、システムエンジニヤやっていたから送られて来たものを見れば、そのシステムの裏側は多少分かる。アフラックは、解約した人から最後のワンチャンスで保険料を意図的に無断寸借して、月末月初めの資金手当に流用している。そしてこれは常態化して会社のシステムとして組み込まれている。この会社は、保険金未払い問題の他にたたけばまだ一杯出てきそうだ。

 生保10社は、保険金不払い問題で「対応不十分」として7月3日金融庁から業務改善命令を受けた。この10社の中にアフラックが入っている。業務改善命令を受けた保険各社は、8月1日までに業務改善計画を提出することになっている。やらせるだけやらせておいて首根っこを押さえる。今回の金融庁の業務改善命令は、まさに首根っこを押さえた感がある。

 保険金不払い問題といい、ぼくのような無断賃借といい、根っこにある共通の原因はモラルハザードだ。今回のアフラックの対応は、きちんと対応しているように見せかけておいて裏でベロ出していた。モラルハザードをきたしている会社にクレームをつけても正常なクレーム処理はできない。今回の件がそのよい例だ。

 アヒルの首は長いぞ。さぁ金融庁に首根っこを押さえられた。社長がテレビカメラの前でごめんなさいして改善計画を出すのか。ぼくは、社長がテレビカメラの前で頭を下げるようなことがないようにと手紙を出したんだけどね。がふがふ。

 クレームはお宝だ。きちんと対応し、同じ事が起きないようにフィードバックしていけば会社の財産になる。お客様にも喜んでいただき引き続きご愛顧いただくことができる。口先や字面だけの対応を繰り返していると自分で自分の首を絞めることになる。アヒルの首は締めやすいぞ。がふがふ。

2008/07/22

アフラックの無断寸借1

 今年2月にアフラックのガン保険を解約した。2月20日付けで解約手続き完了のハガキが届いた。普通ならこれでおしまいの話なのだが、3月3日に銀行に行って記帳したら、2月27日にアフラックが保険料を引き落としていた。

 何じゃこりゃと早速アフラックに電話した。ただいま電話が大変混み合っております。恐れ入りますが後ほどもう一度お掛け直しくださるか、そのままお待ち下さい。というガイダンスを15分くらい聞いた後にやっと繋がった。まぁハンズフリーにして音を聞きながらパソコンパタコラやっていたから待っていられたんだけどね。

 やっと繋がって出たオペレータ嬢の言うには、14日に引き落としのデータを作成しているので11日に返金しますということであった。そういう場合はハガキの余白にその旨書いて寄こすもんだ。詫び状書いて寄こしなさい。親切に教えてやったんだからお礼状書いて寄こしなさい。と言って電話を切った。そしたら3月4日付けですぐにお礼状が来た。

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                                              平成20年3月4日
よた老 様
                  アフラック(アメリカンファミリー生命保険)
                    コンタクトセンター統括部
              東京第一コールセンター長 ○○○○ 印

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
よた老様には長らく弊社商品のご愛顧をいただき重ねてお礼申し上げます。
 さて先日、お電話をいただいた際に「解約手続き完了のお知らせ」ハガキの記載内容につきまして、貴重なご意見を賜り誠に有り難うございました。よた老さまより頂戴いたしましたご意見は小職より責任をもって担当部門に伝え、会社として今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。
 末筆となりますが、よた老様におかれましては時節柄一層のご自愛をお祈り申し上げます。
敬具

  〒182-8006
  東京都調布市小島町2-33-2
  アフラック(アメリカンファミリー生命保険)
  コンタクトセンター統括部 東京第一コールセンター
        電話:0120-127-377 担当:○○

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 まぁ、見事に問題の本質をそらしたお礼状である。保険料を無断で引き落としたことについてのお詫びがどこにも書いてない。受け取っただけ腹が立つ。また電話して、詫び状やお礼状は手書きで書くもんだ。パソコンでぱたこらして出した文書を貰っても気持ちが伝わって来ない。もう一回出し直しなさい。と言ったら、こちらから別の人が電話しますので、いつがよろしいですかというので3月10日と応えたら時間を約束しないで電話を切られた。

 そして、3月10日、時間が分からないのでぼくは身動きが取れないでいたら、11時過ぎに電話があった。結論を言うとアフラックとしては3月4日付け文書で終わりだという。この会社やっていることがどうもおかしい。

 数日後。3月11日に返金予定です、という内容の、保険料返金手続き完了のお知らせ、というハガキが届いた。このハガキには問題点が三つある。
1.このハガキを作った日付が入っていない。
2.案内文の中に、あらかじめご承知おきください… という文言がある。
3.返金理由が、解約後に入金があったため。となっている。

 たとえハガキであろうと日付が入っていない文書を出すということは信じられない。ご承知おきください… という文言は、督促状や内容証明郵便で使う文言で、通常の文書で使う文言ではない。返金理由にいたっては、アホかと思った。アフラックが勝手に引き落としておいて、解約後に入金があったためとはどういう神経しているんだろうと思った。

 生命保険会社は、保険料もらうだけもらって保険金払わないというのが問題になっているがアフラックもその口かも知れない。金を貰うだけ貰って払わないでいられるのなら儲かるわな。金は儲かるけどモラルが崩壊している。これでは、権限の無い担当部門に言っても駄目だろうと思ったので社長宛に一つづつ問題点を指摘した文書を出した。これが3月17日付け。まぁ暇があるからやっているんだけどね。

 社長宛に手紙を出したんだから何か言ってくるだろうと思っていたが、一ヶ月以上経っても何も言って来ない。仕方がないから5月14日付けで6月14日までに何も対応がなければ、場合によっては金融庁に連絡致します、というまぁ、こういう場合の決まり文句を入れた手紙を再度社長宛に送った。

2008/02/23

NTTの猿芝居5

 常々上司に言われているんだったらこんな猿芝居する訳ないだろう。この猿芝居を演じさせているのは、上司か経営トップだ。現象が起きているFAXや電話機あるいはケーブルをとっつかまえて、現象が原因だと障害原因を偽装している。この現象の外的要因は気温の低下だ(昨年の秋にモデムの位置を部屋の北側に変えた)。ぼくのところだけの現象ではない。日本各地で発生しているはずだ。今回のNTTのクレーム処理は、お客様を相手にしているのではない。原因の偽装に失敗して演じた猿芝居だ。

 クレーム処理のプロがやったソニータイマーの尻ぬぐいは、こんな安っぽい猿芝居ではない。システム障害が発生しているという連絡もらって、2日分の薬と着替えをカバンに詰めて現地に急行した。4日間ほとんど寝ないで現場対応した。どうもパソコンの動作がおかしい。24時間稼働しているパソコンには2枚の専用ボードが刺さっている。ボードからはタコの足が伸びていて、ロボット制御のメカに繋がっている。ソフト屋のぼくが一発勝負で交換できる世界ではない。3日目の深夜にハード屋さんに来てもらって、24時間稼働で時々障害が発生するパソコンと、使用頻度少ないパソコンを完全徹夜して交換した。お客様も2人完全徹夜に付き合った。三島神社の鳥居の上を鳥が一斉に飛び立った後の、朝焼けの富士山が綺麗だった。

 翌日の午後、お客様のところの社長さん(ボス猿と同じタイプ)が、動作がおさまったようだからホテルに行ってやすんだらどうかと言ってくださったが、今寝てしまったらどうなるか分からない。それよりもパソコンの動作の方が心配だ。ご迷惑だろうけど、そこのソファーで横にならしてくれと頼んで、横になった。身体が眠りを要求しているが薬が切れている神経がピンピンにはっていて眠らしてくれない。それでも横になって目をつむれば身体が楽だ。寝たのかどうか分からないが2時間ほど横になって、身体は楽になった。
 
 その夜遅くソニーが持って来た代換機に交換した。動作がおかしかったパソコンのCPUのファンを廻して見た。くるくる廻るはずのファンが廻らない。さんざんっぱらソフトのせいにしていたけど、これが原因だ!。これ直せ!。ソニーの見ている目の前でやった。お客様は、ぼくが命がけで対応しているのを見ている。ぼくには絶対に文句を言わない。夜間作業しようと思ったが、完全徹夜したお客様も自宅に帰ってシャワー浴びて寝たけど神経たっているから眠れない。ソニーにぷんぷん文句言って夜間作業を認めてくれなかった。

 CPUが加熱して動作が不安定になったらなんでもアリだ。ウインドウズがよくトラブル起こしていた時代だ、トラブル起こしてもウインドウズのせいにしてごまかせても、DOSではそうはいかない。これがソニータイマーだったということを知ったのは、これから7・8年くらいたってからの話だ。ソニーが作ったものだから問題ない。ソフトのせいにさせられてソニータイマーの尻拭いを5件やらされた。その時ソニーが売ったシステムは、多分今でも日本各地のコミュニティFM局で動いていると思う。

 今回の猿芝居は、NTTがモデムに仕込んだソニータイマーが起動した。このタイマーは気温が下がると起動するようだ。何のためにタイマーを仕掛けたのか?。モデムのコストダウンも要因ではあるが、光電話促進キャンペーンが背景にある。

 最初の三回の猿芝居は、高所作業車に乗ったNTT認定業者が演じた。猿芝居演じてもNTTからお金が貰える。猿芝居でお客様が光電話に乗り換えてもらえば自分達の仕事になる。後の二回の猿芝居は、猿芝居に失敗したために演じた猿芝居だ。クレームを処理をする側からとったテレビはよく流れるが、クレーム処理のプロがつけたクレームにNTTが演じた猿芝居は、違った切り口から面白い絵が撮れる。

 猿芝居を演じたNTTお姫様、面白ければなんぼのテレビ。さぁ、ストリップ劇場のお膳立てが揃った。友達の友達はアルカイダ。あいだに人が入れば当たりが柔らかくなる。このブログを読んでいる人たちは、かぶりつきが空いている。わんわんとはやしたててくれ。面白くてなんぼのテレビは早い者勝ちだ。その内に嗅ぎつけてくる。NTTに障害原因の偽装をやめさせる行為は、クレーマーではない。世のため人の為になる行為だ。さぁストリップ劇場をやるべー。

 1月20日に手紙を投函した数日後の夜、近くの横断歩道を渡り始めたら、前方から来た車が一時停止したかに見えて、右折してぼくの方に突っ込んで来た。思わず走り出してセンターラインを越えて馬鹿野郎と怒鳴ったが、車はそのまま通り過ぎた。横断歩道のあるところは、道の両端にナトリュウム灯がある。交差点は見通しがよい。前方から来た車から、ぼくが見えないはずがない。交通事故を装って口を塞いでしまうという話はネットで読んだことがあるが、轢かれそうになった時は身の危険を感じた。こういう選択肢をNTTが取るとは思わないが十分用心している。

 月賦屋商売命がけの修羅場をくぐって来ている。さぁ命がかかった。猿芝居を演じるはNTTお姫様、その後ろに控えるは大株主日本国政府。ネギしょってみるか!。このブログを読んでいる人たち、ネギしょわせてみるか!。さぁどうする!。

 暇だからこんなことやれるんだよね(^-^)。ぼくの住んでいる上空は航空機の訓練空域のようだ。毎日にように自衛隊の大型ヘリコプターが飛んでくる。編隊飛行する時もあれば一機だけの時もある。輸送機がニ機編隊で行ったり来たりする。米軍の戦闘機が来たこともある。その他に民間機が飛んでいる。

 天から降って来るものには抗えない。間違って上から物を落とされたら逃げられない。今金がない。生命保険解約した。どうやったら生活保護を受けられるか思案投げ首中。あるものは取れるがないものは取れない。金があるより無い方が強い。無いものは取れない。精密誘導兵器、アナログで正確に家の前に札束落としてくれ。ヒラヒラ撒くと他の人が拾って騒ぎになる。アナログで縁石の内側にピンポイントで落としてくれ。間違って屋根の上に落とすな。瓦が壊れる。瓦が壊れなくてもハシゴがない。落としてくれたら警察に届けて6ヵ月後にありがたく頂戴する(^-^)。

 モデムの障害が復旧した後、長電話をした。先方が、ぼくの声がわんわんしておかしいと言う。ぼくには先方の声が普通に聞こえる。NTTは、保安器のヒューズを直結したりノイズフィルターと称して盗聴器をしかけたのかな?。インターネットの網を交換機代わりに使うIP電話の技術は、まだ発展途上のようだ。

 光だIPだとやっていても、家庭の電話機はアナログで動いている。原理的には、電話機の横についているハンドルをぐるぐる回していた時代と同じだ。光で来た信号を変換機をかませてメタルケーブルでルーターにつなぐ。ルーターから、パソコン、電話機につなぐ。ルータの中ではデジタル信号をアナログ信号に変換して電話機に流す。光でインターネットやっているのを見たが、ぼくのところのADSLと対して変わらない。変わりがなければ値段の安い方がいい。

 芝増上寺のそばに東京タワーがあるのであって、東京タワーのそばに芝増上寺があるのではない。目立つからといって後からできたものを基準に物事を考えてはならん。

 NTTは、後から入ったランプが点滅して目立つモデムを基準にして猿芝居を演じた。ぼくは、前からあったアナログ電話でものを考えていた。芝増上寺の考え方は、伊商の定時制でチョウテン先生から教わっていた。伊商の定時制では、良(悪)い友達、良い先生に巡り会えた。60年間真面目にコツコツ生きてきて得たお宝は、伊商の定時制で知り合った友人達、そして教えてくださった先生達、これがお金で買えない一番大きなお宝だ。かなかなかなー。

2008/02/22

NTTの猿芝居4

 そして翌日午後、ライトバン1台で来た。昨日ライトバンの中にいた人が一緒で二人で来た。モデムは廊下にある。玄関入るとすぐ目に付く。モデムを部屋の中に引っ張り込んで、座布団出して作業してもらう。今度はオシロや絶縁トランスを持ってこない。ノートパソコン使いながら携帯から電話をかけて動作を確認している。

 一緒に来た人は、助手のような仕事をしている。時間があるから話をしてくる。この部屋は暖かいですね。そうなんですよ。冬でも日中はストーブ付けないでいいんですよ(モデムは部屋の北側の一番寒いところに置いてある。おまけに加湿器使っている)。日本の航空管制権は米軍が握っているんですよ。御巣高山の日航機墜落事故の時に一番最初に発見したのは米軍だったでしょ?。そうでしたね。何人か生きていたんですよね。あの事故で亡くなった人が社長やっていた会社のソフトの解説書書いたことがありますよ。本を書く方は、社長が死んだから別のソフトに乗り換えたけど、そのソフトを使ったシステムは今だに動いていますよ。そうなんですか。

 ぼくは、工場の生産ラインはやったことがないですが、結果的にロボット制御になったのはやったことがありますよ。工場の生産ラインは止められるんですか?。工場の生産ラインは止められませんよ。止まっちゃたら人間がみんな遊んでしまいます。だから工場の生産ラインは、いまだにDOSでシステム組む場合が多いですよ。ウインドウズというのは信用できませんからね。

 DOSってコマンドぱたぱた打ち込むやつですか?。そうですよ。一緒に来た人、神経戦につき合えなくなってきた。ロボットといえばテレビに出てくるロボコンはよくやりますね。と話題を変えて来た。ロボコンは高専だからメカが主で、コンピュータ使って制御というのそれほどやらないと思いますよ。そうですか。ロボットは、センサーで得た情報をコンピュータが処理し、判断し、メカを動かす。簡単に言えばそれだけですよ。そういう神経戦の話を後ろで聞きながら技術の人が作業をしている。

 いい波形が出たようだ。技術の人が作業を終えて、ノートパソコン使って説明してくれた。これがノイズフィルターを入れる前の波形。ここのところの波形がおかしい。これがノイズフィルターを入れた方の波形。おかしかった方で出ていなかった波形が出ています。これでOKだと思います。波形見たってぼくには分からない世界だよ。それイルカが出ているけどエクセル?。いえ、これはパワーポイントです。ああそう。ドキュメンテーションソフトです。それぐらいは知っているけど、使い方がよく分からん。NTTも芸が細かい、波形の横にイルカが出ている。

 お客様にいろいろご迷惑おかけしたので、部品代は無料です。と言って作業終わり。玄関で靴履いてるところで、後で昨日来た事務方の人に連絡くれるように言ってください。と言った。靴を履いて振り仰いだ顔には、クレーマー怖いと書いてあった(うそ)。そういう顔をしていた。ぼくは、やさしく今回のことをNTTのお宝にするにはという話をしたいからと言ったら、ほっとして帰った。

 ぼくは、来た人を見送りするような習慣身につけていない。ドアが閉まると後片付けを始めた。モデムを見たら、モデムのADSLラインに大きめなコネクターがぶらさっがっていてスプリッターのADSLラインに入っていた。これ一つ付けるために大騒ぎした。はやい話がモデムの製造コストをケチったら、ケチった以上の手間暇かけて猿芝居した訳だ。

 1時間くらいして、事務方の人から電話があった。合計5回来た。延べ10人の人が来た。その他に、お客様満足度調査センターの人と30分ほど話をした。ぼくが迷惑をこうむったからどうのこうのとは言わない。延べ11人の人達が関わった今回の案件、フィードバックしてNTTのお宝にして欲しい。クレームは、お宝なんだ。怖がって対応していけない。怖がるからごまかそうとする。NTTだけではない、世の中ほとんどそうだ。それが言葉になって出ている。人に何かして欲しい場合に、何々していただけますでしょうか?。こちらは、聞いただけだ、やったのはお客様だ。先回りして責任を転嫁する責任転嫁命令文が大流行だ。国会の証人喚問でやるアホもいる。

 ぼくは、月賦屋でクレーム処理と債権回収をやっていた。月賦屋というのは品物を先に渡して後からお金をもらう。お客様はいつでも金払わないができる。お客様にぶん殴られたこともある。ぶん殴られて一人前の世界だ。クレームが来た場合は、ぼくが一人で行って真っ正面から対応した。教わって身につけたものではなく肌身で身に付けたものだ。ぼくは、もうリタイアした。時間はたっぷりある。ぼくの話を聞きたいというのであればいつでも話をしに行ってもいいよ。NTTにとっては迷惑な存在かもしれないけど、ぼくはNTTの株主だ。

 クレーム処理に関する当たり前のことを当たり前に話すのだが、常々上司にそう言われています、常々上司にそう言われています、と言ってかわされ電話を切られた。友達の友達はアルカイダとやると何かあった時に、おら関係ないよができる。お客様満足度調査センター、上司、あいだに人をかましてクレームの当たりが柔らかくしておさめた。NTTには、おかしなクレーム処理のマニュアルがあるようだ。

2008/02/21

NTTの猿芝居3

 どうもノイズが吹いているようだ。技術の人が、ローゼットからモデムまでのケーブルが長いのでその間でノイズが入るかもしれないと言う、ケーブルにアルミホイル巻こうか?。技術の人が今のケーブルは平たい昔のやつで、今の光電話では縒り線のケーブルを使っているという。ぼくは、外部からのノイズだったらアルミホイル巻けばいい。と言った。

 技術の人は言った手前、縒り線ケーブルを持ってこさせて部屋のケーブルの長さ以上にちょん切っちゃた。もったいないことするなよ。ローゼットからモデムまで縒り線ケーブルにしても問題ない。今度は家の外の保安器のヒューズを直結にするという。事務方の人に、ぼくは商業高校出身なので電気のことはよく分からないんですよ。電気は、中学校の理科レベルしか分からないんです、と話す。実際分からもんね(^-^)。

 机の上にはソニーとの裁判の判決の綴りが目立つように載せてある。それを取ってきて、事務方の人に滅多に見られるものではないから読んでごらんなさいと渡した。最初の方は読んでいたけどペラペラめくり始めた。判決は最初と最後だけ読めばいい。事務方の人は判決の読み方を知っている。

 ソニータイマーの尻拭いをして、金払えとやったら逆に裁判起こされて、最後になって時効だから払わないとやられたんですよ。事務方の人が、裁判の日程表を見ながら、これだけ裁判やったんですかと聞く。そうですよ、それだけやったんですよ。時効だから金払わないなんてのは裁判やらなくてもいいんですよ。それをソニーは裁判やってきたんだから。事務方の人が、普通の人は裁判なんかしませんよね。と言う。そうですよ、ぼくだってやりませんよ。ぼくは、無理矢理やらされたんですよ。

 技術の人と助手の人のあいだでモアだとか、どうとか言っている。その程度のことは来る前に調べてくることだ。目の前にあるモデムとスプリッターを見れば分かるはずなんだが、まだモアだとかどうだとか言っている。毎月NTTから送られてくる紙キレを助手に渡した。表には書いてない。裏を見ろ。あぁモアだ。

 丁度いい具合に浄化槽の点検をする人がやってきた。いい具合だ。この人使って神経戦やってやれ。車がいっぱいあるから驚いたという。取り付け騒ぎが始まったと思ったか?。いや車の具合からそうではないと思いましたけどね。何かやっちゃたんですか?。人聞きの悪いことを言うなよ。

 このFAX古いですね。そうだよバブルの絶頂期に買ったんだから部品ふんだんに使っているよ。もう駄目でしょう?。まだ物理的に動くよ。タイマーが飛んじゃったけど物理的に動くあいだは使えるよ。パソコンが古いんでしょう?。何言ってんだい。35の時からパソコン使っているんだぞ。歳がばれますよ?。もうばれているよ。25年もパソコン使っているんだ。

 誰に向かって言っているんだ。人にぶつぶつ文句言われるソフトウエア作っていたんだ。ぶつぶつ文句言う方が楽でいいよ。浄化槽の点検屋さん自分のパソコンの不具合を直す方法聞きにきたんだが、技術の人がいてパソコンが使えないのが分かって帰っちゃった。

 夕方4時頃には帰るだろうと思っていたら、案の定4時頃に技術の人が、オシロ入れるとノイズが吹かないんですが、オシロ外すとノイズ吹くんですよ。と言ってノートパソコンの波形を見せてくれた。そんなん見ても分からないよ。今日は持って来なかったのですが、このノイズをカットする部品を持ってきます。入れる場所は、モデムとスプリッターの間のADSL信号ですと説明した。ぼくはそれを入れることによってインターネットの速度に影響が出ないかを聞いた。やってみないと分からない世界だ。

 帰り際、あれですか、おーい送るぞ。ああいいよ。そんじゃ、ぼこっ。とデータを送る、そういう世界の話ですかと聞いたら、そうだと言う。それならやったことがあるから分かる。明日また来るからモデムをこのままにしておいてくれという。かくして神経戦は終わった。彼らが帰った後、モデムが十分冷えるように廊下に引き出しておいた。

2008/02/20

NTTの猿芝居2

 ハガキを受け取る宛先に大きさの違う封筒が届けば目に付くはずだ。なにか言ってくるだろうと思っているが何も言ってこない。裁判だったら2週間経過してからアクション起こすのだが、電話屋が相手なら1週間で大丈夫だろうと考えていた。

 一週間経っても何もアクションが返ってこない。1月28日月曜日どうしてやんべかなと考えたのだが、ブログを書く方が面白い。ほっぽいておいたら夜7時頃、NTTから電話がかかってきた。お客様満足度調査センターだという。思いっきし言ってやったら、お客様の番号しか分からないで電話しているので、初めて聞く話なんです。仙台から電話していると言う。今まではクレームでなかったが、これからはクレームだ。と言い返してやった。くそったれ!。大企業になるといろいろと部署を変えて、私は知らない人にしてガス抜きしやがる。電話の途中で風呂の火を消した。

 名前聞かせてくれというから、そんなものそっちが知っているだろうと、言い返すと、いやお客様の電話番号だけで電話しているので、15日という日にちは確認することができましたが、お名前は確認できないんですよ。という。仕方が無いから名前を言った。そしたら向こうが自分の所属と名前を言うという。くそったれFAXで送れと言いたいけど、現象的にはFAXかその下部に現象が出ている。FAX外してある。コンピュータが普及した時代だというのに手書きで文字を書かされた。

 その後、どういうやり方でやったらよろしでしょうか?と聞かれた。そんなもんどうでもいい。そっちの一番やりやすいやり方でやればいい。今日は電話されると困る。30分近く話をして電話を切った。このくそったれ!。夕飯時狙ってガス抜きの電話かけてきやがった!。電話の途中で風呂のガスを消した。

 翌29日アンケートハガキの宛先から電話がかかってきた。31日の午後に技術の人と来るという。そして31日午後、事前電話の後やって来た。高所作業車1台、ライトバン1台。3人やって来た。名刺を出すから仕方がないぼくも名刺を出した。画用紙にプリントアウトしてカッターで切った手作り名刺だ。さすがにカレンダーの裏にプリントアウトしたやつは出せない。

 来ると言うから、前日の内にパソコンの後ろの引き戸を開けてモデムを廊下に出して十分に冷やしておいた。玄関開けるとそのモデムがすぐに目に入る。パソコンの後ろ開けられたら寒くて仕方がない。部屋の中にモデムを引きずり込んで作業してもらった。オシロスコープ持って来た。絶縁トランス持って来た。やっぱ高所作業車に乗って来る連中とは道具立てが違うな。

 1回目に来た人が高所作業車で来た。この人は技術の人の助手。アンケートハガキを受け取る事務方の人が、ぼくの話相手になる。技術の人が床に座ったので座布団持ってきてやった。現場デバッグは、ぼくもやったことがある。知らされないでソニータイマーの尻拭いさせられたこともある。技術の人の後頭部には10円ハゲがある。神経使う仕事だよ。

 事務方の人は自衛隊の駐屯地のあるところに住んでいると言う。そりゃあれだ、後に官軍と呼ばれるようになったが、小栗上野介を捕っつかまえに来た連中が集まったところだがね。ええ!そうですか?。そうだよ地元に住んでいて知らないの。ぼくは越後の生まれだよ。自衛隊のヘリコプターに乗せてもらったことがあるという。子供を何人か連れていったけど乗せて貰えるかどうか心配だったと言う。そんなん子供の方が強いよ。地べた寝っ転がって手足バタバタさせればいいよ。技術の人の背中見ながら、事務方の人と神経戦おっぱじめた。悪ガキの方が役者が一枚も二枚も上手だよ(^-^)。

 事務方の人は、ぼくより何歳か年下。ぼくは、紙を持って来て逆Sの字で8を書いて見せた。ぼくはこういう風に8を書きますよ。ボールペン渡したらSの字の8を書いた。ボールペン返してもらって逆Sの字で8を書いた。事務方の人は逆Sの字で8を書いた。速くかけますね。という。事務方の人の年代で事務方に入れば逆Sの字の8を書いているはずなんだが、どうもこの人初めて書いたかのような素振りが見える。初めて書いたのではそんなに指が動くはずがない。

 オシロスコープから紙がべろべろと出て来た。波形らしいが見ても分からない。そうだ布団入れてこよう。干してあった布団入れに行ったら、ライトバンにもう一人乗っていた。計4人で来ていた。折角来たんだから部屋に入ればいいのにと思ったが声をかけなかった。部屋に戻ってタバコが吸いたくなった。来ている人に断ってタバコを吸った(おれの部屋だよタバコ吸いは肩身が狭い)。ぼくの机の上には、電話機とその横にテープレコーダが置いてある。いつでも電話を録音できるようになっている。そして、灰皿とその横に水が入った青藻のついて小汚い小瓶が置いてある。小汚いやつに手を伸ばしても届かない。

 人が来た時用に同じ小瓶がある。それに水を入れて吸った。人が来た時用のテーブルの上にはカレンダー剥いだ紙が置いてある。火がつけば燃える。そこでタバコを吸った。吸い終わった。事務方の人に声をかけて、ぼくはこのレベルで物を考えますから。見ている前で小瓶の水の中にタバコを、ずぼっ!。あぁ消えますね。それで机の上に青藻のついた小瓶が載っている訳ですか?。そうですよ。これが一番確実に火を消すことができますからね。消えたタバコを小瓶の中に、ずぼっ。今度は音がしない。

 技術の人は絶縁トランスの電源を取るコンセントを変えてみたりやっている。アースの線があるんだが、アースを取っていない。パソコン置いてある部屋のコンセントはすべてアース付きコンセントになっている。当然、モデムもパソコン廻りも全部アースが取ってある。技術の人がこのタップのアースはどこから来てますか?、と聞く。窓際のカーテンの下、助手がカーテンどかして確認する。

 事務方の人に、無停電電源装置付ければいいんだけど金が無くてね。と言うと、事務方の人は、停電することもないですからね。とすっとぼけたことを言う。そうじゃなくて無停電電源装置をかましてノイズフィルターにするんですよ。あぁそうでしたね。先回りをして神経戦を展開する。

2008/02/19

NTTの猿芝居1

 電話をADSLにしてから3年。昨年末からモデムに赤ランプがついて通話ができなくなった。年末年始の休みがある。別にこちらから電話する用事もない。かかってくる電話はセールス電話だけだ。インターネットの接続がうまくいっていれば別に不自由はない。ローゼットと電話機を別のケーブルで直結すれば電話は使える。

 正月休みが終わって1月15日。NTTに電話したら高所作業車に乗ってNTT認定業者がその日の内に来た。プロバイダーから来ている紙を見せてくれというからOCNの紙を渡した。どうするの?。今あるモデムのデータを持参したモデムに移すという。ふーん。モデムの設定はOCNではなくてNTTとのやりとりでやったはずなんだがな。

 ノートパソコン取り出して何かやっている。乗って来た車、着ている作業服、ノートパソコンという道具立てはプロなんだが、やっていることはパソコンの初心者というのが、ぼくの目にありありと映る。ぼくは小汚い格好している。どうもうまくいかない、携帯電話であれこれ聞いている。ぼくは寒いから部屋の中に入った。あれこれやっているがうまくいかない。

 モデムのデータを移すのはうまくいったかい?。いやうまくいかないんですよ。モデムは、NTTに電話して設定したからOCNのパスワードとは違うはずだよ。パスワード入れる画面出してごらん。あ、はい。ほうグーグルをメニュー代わりに使っているのか?。いえこれ検索するんです。下にべろっと出ているそれメニューでしょう。あぁ、はぁ。今開きますからちょっと待ってください。はい開きました。そうか、パスワードは、○●◇◆□■。あっ!開いた。

 開けば問題ない。寒いから部屋の中に入って作業が終わるのを待った。なかなか終わらない。おっかしいな。フロッピーディスクがあればカチャカチャとすぐに終わることを、フロッピーディスクの代わりにNTTのサーバーに接続してダウンロードすればいいだけの話なのに何やってんだろう。その内に終わった。古いモデムを初期化してデータを消去しますから見ていてください。というから見ていた。

 モデムの隠しボタンを押しながら電源入れたらランプが全部ついた後消えて、一つだけランプがついた。これで初期化終わりましたから、この中にはお客様のデータはありません。別のボタン押したら元に戻るということはNTTはしないと思うから、ああそうかいと言った。内心ではモデムを物理的に破壊するのが一番確実なんだがなと思っている。帰ったのが4時頃。

 翌日、電話をかけようとしたら赤ランプがついてかけられない。またNTTに電話したら、その日の内に高所作業車に乗って別の人が来た。現象的にはモデムを交換する前と同じだ。モデムから下部にはFAXと電話機が繋がっている。FAXはバブルの絶頂期に買ったもので古い。

 NTT認定業者さんが長いケーブル出してモデムと電話機を直結しようとしたので、ぼくは、NTTのマークの入っているコネクターを持って来て、FAXへ入っているケーブルとFAXから電話機へのケーブルの間にコネクターを入れて直結した。

 直結にすると電話機は使える。NTTのマークが入っているコネクターは今では手に入らない。NTT認定業者さんは、これ今ないんですよねと言って、FAXに原因があると言って帰った。ぼくは納得しない。友達に協力してもらっていろいろ実験をした。

実験して分かったこと
1.モデムから下部のケーブルをスプリッターに直結すると一般回線での送受信は、FAX、電話ともうまくいく。当然、FAXの下の電話機もうまくいく。
2.モデムを間に挟むとFAXから下に電話機をぶら下げると赤ランプがつく。
3.この状態でFAXを取り除くと、一般回線はうまくいく。
4.この状態でIP電話を受信すると電話のベルの音が違う。
5.そして、通話が終わった後に赤ランプがつく。
6.原因は、FAXや電話ではなく、後から間に入ったモデムかその上部にある。

 以上の実験結果に基づいて、1月19日再度NTTに電話した。今度は高所作業車2台でその日の内にやってきた。服装や道具立てはプロだがやっていることは素人。モデムからFAX、電話機に行くケーブルを捕まえて、これはIPだという。IPだろうと何だろうとそのケーブルを通っている信号はアナログだ。でなかったらIPができる前からあるFAXや電話機がうまく動く訳がないだろう。

 携帯電話で上司と思われる人に電話して、説明してもお客様が納得してくれないんですよ。後は波形がどうとか話をしている。なんかわさわさやりはじめた。上州弁言葉が荒い、口で言ってると喧嘩になる。ぼくは、パソコン使ってぱたこらやり始めた。お前らとはパソコンの使い方が違うぞという姿を見せないと駄目だ。パソコンの後ろが開けられると寒くて仕方がないが、寒いの我慢してやった。

 こいつら5時には会社に戻らなくては行けない。4時頃には終わるだろう。案の定来た。FAXまでは正常です。原因はFAXから下のケーブルか電話機にあります。奥から同じ電話機を持って来た。うまい具合に新品のケーブルが入っていた。目の前で交換した。もうモデムに赤ランプがついているぞ?。リセットから復旧するのに少し時間がかかります。と言う。よし、モデムが復旧してから受話器を取ったら赤ランプがつかない。二人は無事帰った。

 パソコンの後ろ開けられると寒くて仕方がない。モデムを所定の位置に戻して、パソコンぱたこらやった。翌日、受話器を上げたら電話機の様子がおかしい。奥から持って来た電話機自体がおかしい。交換した電話機を前の状態に戻した。手間暇かかるよ。1回目と2回目に来た時は、故障修理箇所ご説明書、という紙を置いて行った。3回目は紙を置いて行かなかった。1回目に置いて行った紙にアンケートハガキがついていた。2回目の時はアンケートハガキの部分を切って持って帰った。

 もう、高所作業車に乗って来てわさわさやる連中じゃ相手にならん。アンケートハガキの宛先に文書を出した。中にはアンケートハガキが同封されている。その日の内に投函した。これが1月20日(日)

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