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名古屋場所、暴力団幹部が特等席陣取る“衝撃”理由とは

2010年01月13日17時00分 / 提供:ZAKZAK(夕刊フジ)

ZAKZAK(夕刊フジ)
名古屋場所、暴力団幹部が特等席陣取る“衝撃”理由とは
相撲協会は暴力団の“排除”を強化する

 日本相撲協会は、現在開催中の初場所から暴力団関係者の来場を排除する対策を強化している。毎年7月に開催される名古屋場所で、ほぼ毎日のように“特等席”に陣取る暴力団幹部の姿がテレビ中継に映されていたことなどが契機となった。警察関係者によると、彼らがあえて目立つ席で観戦するのには、意外な理由があるという。

 「ここ数年、名古屋場所の期間中にテレビに映っているのは地元名古屋が拠点の広域指定暴力団の幹部たち。普通、ここまで目立つ行動をとることはないのですが、名古屋場所だけは特別。どうしても、“あの席”でなくてはならない理由があるのです」

 警察関係者が語る「あの席」とは、協会に一定額を寄付した企業や個人に対し、原則6年間無料で与えられる土俵下の溜席(たまりせき)の中の「維持員席」。当然ながら、暴力団幹部らが「維持員」の資格を得ることはないが、地元拠点の広域暴力団なら、その手の入手ルートはいくらでもありそうだ。だが、なぜわざわざ目立つ席を確保し、複数で観戦する必要があるのか。前出の関係者は次のように話す。

 「実は、地元の指定暴力団のトップは現在、東京の刑務所に収監中なのです。そこで幹部らは、刑務所にいるトップに組や関係者の安泰を伝える手段として名古屋場所の維持員席を確保し、毎日のようにテレビに映り込んでいるのです」

 刑務所の収監者は、NHKニュースと大相撲中継だけは生放送が見られる。関係者の指摘が事実なら、暴力団幹部らは公共放送の電波を使ってトップにメッセージを送っていることになる。

 協会によると、維持員席への入場には維持員証と入場整理券の提示が必要。しかし、維持員席は企業の接待などで利用されることも多いため、身分確認までは求められず、維持員証と入場整理券を入手すれば事実上フリーパスだ。協会は警察当局と連携し、今後、暴力団関係者に自発的に提供したことが発覚した場合には不正な利益供与として維持員に厳しく対応。暴力団関係者の着席が確認された時点で、退場を求めていくという。

 両国国技館での本場所をほぼ毎日観戦している維持員の男性実業家は「たしかに、ここ最近多いんだよ」と指で顔にキズを描くポーズをしたうえで、こう話す。

 「飲食や声援、カメラ撮影は厳禁という溜席のルールはきちんと守っているから迷惑を被ったことはないけどね。関係者から維持員証を借りているのか、お茶屋(=相撲案内所)がらみで来場しているのか、よく分からないが、維持員席がそんなことに使われているのは残念な話だ」


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