岡山放送局

2010年1月13日 22時35分更新

病院の壁に心なごますアート


病院に来る患者たちの心をなごませようと通信制の高校で学ぶ生徒たちが市内の病院の壁にえがいてきた絵が完成して披露されました。

病院の壁に書かれた絵は「ホスピタルアート」と呼ばれます。

通信制の高校で学ぶ17歳から27歳までの女子生徒5人は岡山市北区奉還町にある小児科医院の入り口の壁に絵をかいて病気の子どもたちの心をなごませようと去年10月から取り組んできました。

生徒たちは、はしごに上って、思い思いの色のペンキで色を塗って楽しそうに絵を仕上げました。

そして白衣を着たうさぎなど2か月あまりかけて描いてきた絵が出来上がるとみんなで拍手をして完成を喜んでいました。

生徒の1人は「時間はかかったけどみんなで話し合ってできたので今は達成感と充実感でいっぱいです。自分の絵が子どもたちに少しでも役立つと思うと嬉しいです」と話していました。

一方、小児科医院の大野繁医師は「子どもたちは病院が怖いものと思っているので、この絵を見て少しでも楽しい気持ちになってくれたらと思います」と絵の完成を喜んでいました。