大分のニュース

千代大海が引退

[2010年01月13日 15:06]

魁皇戦の敗戦で引退を決めたと話す元大関千代大海=13日午前、東京都墨田区の九重部屋

 大相撲の元大関で、今場所から関脇に転落していた千代大海(33)=本名須藤龍二、大分市出身、九重部屋=が初場所4日目の13日、現役を引退した。同日午前、日本相撲協会に引退届を提出し、年寄「佐ノ山」を襲名することが協会の持ち回り理事会で承認された。今後は部屋付き親方として後進を指導する。

 同日午後には東京・両国国技館で引退の記者会見を行う予定。
 千代大海は10勝すれば大関に復帰できる今場所で、初日から3連敗。13日朝「きのう(魁皇に敗れた3日目)、テレビをつけたら何十回と自分がひっくり返ったVTRを見て、ここしかないと思いました。きょうの朝、師匠(九重親方=元横綱千代の富士)に伝えた」と話した。九重親方も「きょうで引退する」と認めた。
 千代大海は1992年九州場所で初土俵。95年名古屋場所で新十両になり、九重親方が92年4月に部屋を継承して育てた初の関取となった。
 激しい突っ張りを武器に番付を駆け上がり、99年初場所で初優勝し、場所後に大関に昇進した。優勝3回。大関在位65場所は歴代最多の一方、けがやけいこ不足がたたってかど番14度も史上ワーストだった。

 ここしかないと思った
 千代大海の話 実感はない。きのう(魁皇に敗れた3日目)、テレビをつけたら何十回と自分がひっくり返ったVTRを見て、ここしかないと思いました。きょうの朝、師匠には伝えた。偶然魁皇関と当たったんでしょうけど、魁皇関が(自分に対して)コメントしなかったという配慮をしてくれた思いを感じる…。(最後が)魁皇関で良かったかな。

 千代大海龍二(ちよたいかい・りゅうじ=本名須藤龍二)西関脇、大分市出身、九重部屋。92年九州場所初土俵。95年名古屋場所で新十両に。97年秋場所新入幕。99年初場所で初優勝し、場所後に大関昇進。その後はけがに泣かされ、史上ワーストとなる14度目のかど番で臨んだ先場所で負け越し、今場所から関脇に転落。大関在位65場所は歴代最多。優勝3回。殊勲賞1回、敢闘賞1回、技能賞3回。得意は突っ張り、突き、押し。180センチ、145キロ。33歳。

県内過去のニュース

1月13日

1月12日

1月11日

1月10日

1月09日

1月08日

1月07日

1月06日

1月05日

1月04日

1月03日

1月01日

12月31日

12月30日

12月29日

12月28日

12月27日

12月26日

12月25日

12月24日

12月23日

12月22日

12月21日

12月20日

12月19日

12月18日

12月17日

12月16日

12月15日

12月14日

※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA