ムネオ日記
<<  最新 
2010年1月13日(水)

鈴 木 宗 男

 昨夜帯広からの最終便で上京する際、石川知裕代議士と一緒になった。羽田に着くとテレビがわんさと来ていたが、石川代議士が目当てである。
 私の車で送る予定だったので、そのテレビ取材に巻き込まれてしまう。8年前のムネオバッシングを想い出し、寒気がしてきた。
 それにしても、間違った情報、意図的、恣意的なリークによって、石川代議士の人権が侵害されている今の状況は、憂慮に耐えない。昨日も書いたが、石川代議士にお話を十分聞く機会があったので色々意見交換をした。石川代議士と検察しか知り得ないやり取りが、新聞、テレビに出てくる。石川代議士はじめ関係者は、何も言っていないと言う。
 それならば、もう一方の当事者の話になってくる。検察が世論誘導するかのごとき今のやり方は問題である。
 8年前、私の時も権力側のリークで迷惑した。国民に間違った判断をさせるやり方は、公平、公正ではない。
 今回の石川代議士に関する報道を見るにつけ、検察の姿勢は相変わらずであると感じる。政権交代した以上、民意を受けたのであるから、政府・与党はしっかりしなくてはいけない。
 夕方17時過ぎに、石川代議士の議員会館に強制捜査が入ったという知らせが届く。小沢一郎先生の秘書時代のことで、小沢事務所関係の書類が石川代議士の事務所にあるはずがない。誰が考えてもわかる話だ。なぜ強制捜査する必要があるのだろうか。
 石川代議士は逃げ隠れする立場にないし、何も隠すものはないのである。単純な記載ミスでここまでやるのかと考える時、改めて権力の暴走を危惧(きぐ)するものである。
 読者の皆さんも、「狙われたら明日は我が身だ」ということを、是非とも頭に入れておいてほしい。
 早速自民党の大島幹事長が「来週から始まる国会では、小沢幹事長の議員辞職勧告決議案も視野に入れて」と発言しているが、何と軽い言い方か。どうして国民から選ばれた国会議員を、自民党が議員辞職させられるのか。こうした発言もまた、パフォーマンスとして政治不信を招くだけである。
 間違った権力の暴走を防ぐのが国会議員の使命だと、私は思うのだが。

  
2010年 1月|
2009年 1月| 2月| 3月| 4月| 5月| 6月| 7月| 8月|9月| 10月| 11月| 12月
2008年 1月| 2月| 3月| 4月| 5月| 6月| 7月| 8月| 9月| 10月| 11月| 12月
2007年 1月| 2月| 3月| 4月| 5月| 6月| 7月| 8月| 9月| 10月| 11月| 12月
2006年 1月| 2月| 3月| 4月| 5月| 6月| 7月| 8月| 9月| 10月| 11月| 12月
2005年 1月| 2月| 3月| 4月| 5月| 6月| 7月| 8月| 9月| 10月| 11月| 12月
2004年 1月| 2月| 3月| 4月| 5月| 6月| 7月| 8月| 9月| 10月| 11月| 12月

このサイトの写真・文章などは、手段や形態を問わず複製・転載することを禁じます。
Copyright (C)2000 Muneo Suzuki Office. All rights reserved.