幼児や高齢者がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡する事故が相次いだ問題で、内閣府の食品安全委員会は13日、こんにゃくゼリーの窒息リスクは「あめ類と同程度」で、もちに次いで2番目にリスクが高い食品群とする推計結果を初めて公表した。
こんにゃくゼリーによる窒息死事故は1995年以降、計22件。消費者庁は今月、同製品の大きさや形状の規制も視野に入れた「食品SOS対応プロジェクト」を発足させている。
同委が人口動態統計や国民健康・栄養調査などをもとに、特定の食品類を1億回口に入れた場合に窒息する頻度を推計したところ、ワースト3はもち6.8〜7.6、あめ類1.0〜2.7、こんにゃくゼリー0.16〜0.33。パン、肉類、魚介類、果実類、米飯類と続いた。(13日 20:55)