マドリード(CNN) スペインで捜査権限を持つ予審判事は12日、バスク地方の独立を目指す「バスク祖国と自由(ETA)」が2001年、3度にわたってホセ・マリア・アスナール前首相を暗殺しようとしたが、いずれも失敗に終わっていたと結論づけた。
暗殺未遂事件は、アスナール前首相が2001年4月と5月に、スペイン北東部バスクを訪問したときに計画されていたという。しかし、いずれの計画でも携帯式地対空ミサイルが発射できず、前首相が乗る航空機を攻撃できなかったとしている。不発だったミサイルは調査のため、フランスにあるETAの活動拠点に送られていた。
予備判事は、1月上旬にスペイン北部で別件で逮捕されたペドロ・マリア・オラノ・サバラ容疑者(49)に対し、アスナール前首相の暗殺未遂容疑でも起訴するとしている。
アスナール前首相は首相就任前、右派野党・国民党(PP)党首だった1995年に、マドリード北部の住宅街で爆弾テロに遭ったが、軽傷ですんでいた。このテロについては、ETAが犯行声明を出していた。