放送予定
   
   
   
1月13日(水)放送予定
激安に異変?
消費者つかむ新戦略


デフレが深刻化する中で、安売り以外の戦略で客の心を掴もうとしているスーパーが注目を集めている。山梨県にある「オギノ」は、客の買っている商品からその客にどんな買い物の志向があるのかを分析。その志向にあわせて店毎に販売する商品を変える戦略を打ち出している。一方、「コストを削減する」小売りの常識を否定し、あえてコストをかける戦略を打ち出すところも。首都圏にある「オオゼキ」は、従業員の7割を正社員にしてそれぞれの担当者に値決めや品揃えを任せる「個店主義」を打ち出している。さらに、福岡にある「ハローデイ」はお客さまカードを活用して、客が欲しい商品は原則的にすべて仕入れることにしている。大量仕入れによるコスト削減とは真逆のやり方だ。独自性をどう打ち出して客の心を掴むのか、スーパーの戦略に迫る。
(NO.2839)

スタジオゲスト 中村 博さん
    (中央大学ビジネススクール教授)
 
   
   
1月14日(木)放送予定
あの体験が世界中でいきている
神戸発 災害ボランティア


阪神淡路大震災以来、日本で培われてきた災害ボランティアの活動が、今、世界各地の災害現場で被災者支援にいかされ、注目を集めている。その代表的存在は、神戸のNGO「CODE海外災害援助市民センター」。インド洋大津波や四川大地震など44の地域で、政府の援助が十分に行き届かない災害弱者の支援を行っている。各地の現場で彼らが何より重視するのは「被災者の声」と「支援の継続性」。背景には神戸以来の苦い体験がある。災害直後はボランティアが大挙して押し寄せるものの、マスコミの関心が薄れると、被災者は取り残されてきた。そこでCODEなどの団体は、被災者の声に徹底的に耳を傾け、何が本当に必要なのかを探り、支援していく手法を磨き上げ、世界各地で高い評価を得るまでになったのだ。中国・四川省の被災地で続けられている支援活動をリポートし、世界をリードする神戸発災害ボランティアの最前線に迫る。
(NO.2840)

スタジオゲスト 渥美 公秀さん
    (大阪大学大学院
人間科学研究科准教授)