強まる小沢幹事長の“力”
- 2009.12.15 11:01
民主党の小沢一郎幹事長の存在感がますます際立ってきている。12月11日に同党国会議員143名を含む約600人もの参加者を同行して訪中。その後、12日に訪れた韓国では、大学の講演会で外国人参政権付与の法案を実現したい考えを披露し、韓国メディアには天皇陛下の訪韓についても言及した。14日来日の中国・習近平国家副主席と天皇との特例会見に関しても、小沢幹事長からの指示があったとされている。
この小沢氏の一連の行動に、ネットでは批判が高まっている。「影のドン」「民主は幹事長の言いなり」「最近の小沢は独裁者のようだ」など、その力の増大ぶりが不安を引き起こしているようだ。外交面での心配をする人も少なくない。特例会見指示について、「アジアでの地位確保のため、天皇まで利用しようとしたと思われても仕方ない」と見る人もいる。
党内からの反発も出始めているようだ。小沢氏訪中の間に、反小沢勢力と呼ばれる大臣ら7名が会合。特例会見についても、渡辺周総務副大臣がテレビで「やめたほうがいい。政治力などにより国に優劣を付けることはあってはならない」と発言しており、党内分裂かとの憶測を呼んでいる。
『虹色の夢』のブロガーは、このまま小沢カラーが強まり、鳩山首相が決断力を見せなければ、民主党への期待感は薄れて失望感が高まるだろうと推測。政権交代から4カ月にして、早くも次の政界再編が起こるのだろうか。
(ぽこ)
■参考サイト
虹色の夢
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