ボクシングの亀田ジムの五十嵐紀行会長(35)が12日、都内で会見し、WBA世界フライ級タイトル戦をめぐる問題に関しての見解を示した。11日にWBAランキング委員長のホセ・ゴメス氏と会談した同会長は「2月7日に(亀田)大毅が(王者)デンカオセーンに勝った場合、次の防衛戦の相手として坂田選手に優先権が与えられるが、指名試合ではないと認識している」と話した。
一方で五十嵐会長は、大毅が王座を獲得した場合、坂田健史(協栄)が所属する協栄ジムと交渉する意思があることを明言した。もっとも、現在、亀田ジムは協栄ジムとファイトマネーに関して裁判中であることから同会長は「裁判の結果が出ていないし、交渉しても試合が実現するのは難しいと思う」と話した。
(2010年1月12日)