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好調の葛西が2位に!伊東が初優勝

 「HBC杯ジャンプ競技会」(11日、札幌市大倉山=HS134メートル、K点120メートル)

 雪の降る難条件の中、4人で争う決勝で伊東大貴(雪印)が1人だけK点を越える122メートルを飛び、115・6点で初優勝し、賞金100万円を得た。伊東を含めバンクーバー冬季五輪代表を確実としている選手が決勝を占め、2位が葛西紀明(土屋ホーム)、3位が岡部孝信(雪印)、4位が竹内択(北野建設)だった。女子は渡瀬あゆみ(神戸クリニック)が初優勝した。

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 雪で条件が刻々と悪くなった決勝では先に飛んだ伊東に後れを取ったが、試合全体では葛西の好調ぶりが際立った。特に準々決勝の飛躍は118メートルと数字だけを見れば低調だが、本人が「一番良かった」と振り返るジャンプだった。この日は9、10日よりも助走速度が2〜3キロも遅く設定され、ほかの選手が苦しむ中でK点に迫っただけに「世界で6位以内に入れるジャンプ」と誇らしげに話した。

 それでも、6度目の五輪を見据える37歳は満足しない。「本当に絶好調にならないとメダルは取れない。もうちょっとレベルを上げたい」と言葉に力を込めた。

(2010年1月11日)





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