神戸新聞社は８日、稲垣嗣夫会長（６７）と橋田光雄社長（６３）が退任し、高士薫取締役（５７）が社長に昇格するトップ人事を内定した。２月２５日の株主総会後の取締役会で正式に決定する。
社長とともに代表権のある専務取締役には織戸新取締役（５８）が就任する。グループ会社のデイリースポーツ社を３月１日に吸収合併し、新しい経営体制に移行するのに伴い、経営陣の若返りを図り、体制を刷新、強化する。
新社長に内定した高士取締役は１９７５年、神戸大学法学部卒。神戸新聞社に入社し、社会部長、編集局長をへて２００８年に取締役編集・論説担当、０９年に取締役広告担当。
新役員体制は次の通り。
代表取締役社長 新聞事業本部長、グループ経営会議議長（取締役 広告担当）高士薫▽代表取締役専務コーポレート本部長、経営企画、労務担当（同 企画・グループ戦略、労務・管理担当）織戸新
常務取締役 編集・論説、販売担当 石井幸矢▽同 営業統括、デジタル事業本部長（常務取締役 デジタル事業本部長）清水信一▽同 財務・関連企業担当（同 財務・関連企業担当、経理局長）衣笠正文
取締役 製作担当、印刷事業本部長、神戸新聞総合印刷社長（取締役 製作担当）山下俊一▽同 デイリースポーツ事業本部長・デイリースポーツ代表（デイリースポーツ社代表取締役常務）沼田伸彦▽同 地域事業本部長、神戸新聞地域総研所長（地域活動局長）服部孝司▽非常勤取締役 サンテレビ社長 横山修二▽常勤監査役（論説委員長）増野俊則
【退任】稲垣嗣夫代表取締役会長、橋田光雄代表取締役社長=ともに相談役に就任予定▽村井顕彦常務▽藤井良一非常勤取締役・神戸新聞総合印刷社長【辞任】戸嶋洋一常勤監査役