日航株、ストップ安の７円

　１３日午前の東京株式市場で、経営危機に陥っている日本航空の株式に、前日に続き取引開始直後から売り注文が殺到し、値幅制限の下限（ストップ安）となる前日終値比３０円安の７円に値を下げて午前の取引を終えた。

　２日連続のストップ安で、２営業日前の８日の終値６７円と比べて約１０分の１の水準。日航支援を検討している企業再生支援機構が株主責任を明確化するため、日航株を１００％減資して上場を廃止する方針と伝えられていることから、損失を覚悟した株主の見切り売りが膨らんだ。午前の出来高は約６億２６００万株で、市場１部全体の取引の約３分の１を占めた。

　ストップ安水準では買い戻しの動きなどもあり取引が成立した。市場関係者は「株価水準が大幅に切り下がったことで、日航株の値動きが相場全体に与える影響は限定的になっている」（大手証券）と話している。

（2010年1月13日12時49分  スポーツ報知）

（ ）

（ ）

ソーシャルブックマークに登録