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2010年1月12日(火) 19:10 |
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長島、将来構想の方針決まらず
瀬戸内市の長島にある2つのハンセン病療養施設の将来構想について、入所者や自治体などが検討する会議が開かれました。
長島愛生園と邑久光明園2つの療養施設がある瀬戸内市長島の将来構想について進める会は、去年4月の「ハンセン病問題基本法」の施行に伴い開かれているものです。 基本法には療養所を地域に開放することが盛り込まれていて、会議では療養所を地域の医療施設とする案や、長島をハンセン病の歴史について後世に伝える人権の島とするべきだという案などが出されました。 高齢化が進む2つの療養所では、入所者の減少に伴う医療体制の縮小が直面する大きな課題です。 様々な案や要望は出されるものの将来構想の具体的な方針は決まっていません。 入所者の平均年齢は80歳を超え、あまり時間をかけられないのも実情です。
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