川端達夫文部科学大臣の政治団体が、大臣の出身母体である労働組合の幹部らの自宅を「主たる事務所」と届け出て、2006年からの3年間で事務所経費845万円を計上していた事がわかりました。
川端事務所などによりますと、川端大臣の政治団体「達友会」は、ビラなどの刊行物をつくっている東京の活動拠点で1986年に設立され、大臣の出身母体である「東レ労働組合」の東京支部長などが代表をつとめてきました。
この会に専用の事務所はありませんが、少なくとも2006年からの3年間は政治資金収支報告書に「主たる事務所」として代表の自宅住所を記載し、事務所費などの経費あわせて845万円を計上していました。
会計責任者には2006年から川端大臣の私設秘書を兼務する労働組合の専従者がついていて、川端事務所は「計上した経費は家賃ではなく、活動で発生した費用を適正に処理した」と話しています。
「達友会」は去年の末に解散しています。 (01/12 18:53)
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