会見で謝罪する黒田有さん(右)=12日夜、大阪市中央区、諫山卓弥撮影
涙を浮かべて記者の質問に答える黒田有さん=12日夜、大阪市中央区、諫山卓弥撮影
大阪・ミナミで飲食店店長を殴ってけがを負わせたとして、傷害容疑で逮捕された吉本興業所属の漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有(たもつ)さん(39)と知人の会社役員の男性(40)について、大阪地検は12日、不起訴処分(起訴猶予)とし、釈放した。地検は「被害者のけがが軽い上、黒田容疑者らが反省し、示談が成立したことから起訴猶予処分とした」としている。
大阪府警によると、黒田さんらは昨年12月25日深夜、大阪市中央区のガールズバーで料金をめぐって店員と口論になり、男性店長を殴ったなどとして逮捕された。店長は当初、顔面骨折などで約2カ月の重傷とされたが、その後の検査で骨折は今回の暴行によるものではなかったことが判明。黒田さんらの暴行によるけがは約2週間の打撲だったという。