2010年1月12日 12時11分更新
岡山県を代表する書道家、浅野五牛とその弟子たちの書を集めた展示会が12日から岡山市で開かれています。
浅野五牛は現在の浅口市で生まれ昭和30年代に世に出て11年前に亡くなるまで書を書き続けた岡山県を代表する書道家で、展示会は弟子たちが毎年開いています。
会場には浅野五牛と弟子の47人の書、あわせておよそ50点が展示されています。
このうち浅野五牛が書いた「本来無一物」は、人は、物や権力などにとらわれることなく何もない中から何かを生み出して生きていくべきだという浅野五牛の考えが力強く勢いのある書き筋にあらわれた作品です。
また岡山市に住む弟子の寺田光月さんが書いた「孤高獨歩」は向上心を忘れずに常に努力して自分を高めていきたいという寺田さんのことしの決意が込められています。
この展示会は岡山市北区天神町の天神山文化プラザで今月17日まで開かれています。