北朝鮮情報、携帯で流出…デノミ・インフルも [ニュース]
北朝鮮情報、携帯で流出…デノミ・インフルも
【ソウル=竹腰雅彦】北朝鮮で、デノミネーション(通貨単位の切り下げ)実施など内部情報が即時に流出するケースが相次いでおり、この陰に、中国の携帯電話が北朝鮮国内でひそかに普及している事実があることがわかった。
海外に通じる無許可携帯の普及は、金正日(キムジョンイル)体制の情報統制に風穴を開ける可能性を秘めている。
関係筋が11日明らかにしたところによると、韓国の脱北者支援組織など民間団体には、北朝鮮の「通信員」に携帯電話を渡し、組織的に情報収集する動きがある。
昨年11月のデノミ実施は、インターネット新聞「デーリーNK」が、当局から住民へ通告された直後に報じた。
新型インフルエンザによる初の死者や、デノミ後の外貨使用禁止措置もこうした組織を通じて伝えられており、携帯電話が重要な役割を担ったという。
中国が中朝国境近辺に多くの基地局を整備したため、中国規格の携帯が北朝鮮でかなり広範に使えるようだ。
(2010年1月12日03時09分 読売新聞)
2010-01-12 04:21
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