日航株、午前はストップ安で売買成立せず　上場廃止観測で売り殺到

　１２日午前の東京株式市場では、経営再建中の日本航空株に大量の売り注文が集中し、値が付かない特別売気配のストップ安状態のまま午前の取引を終えた。

　東証は、値が付かないために、一定の時間ごとに、値幅を更新して買い手を募り、日航の先週末終値の６７円から、５分おきに５円ずつ値を下げて提示。午前１１時現在、売りが約６億８０００万株に対し、買いが約８８０万株と一方的に売り浴びせられ、前週末比３０円安の３７円特別売り気配で、売買は成立していない。

　日本航空株をめぐっては、１００％減資し、上場を廃止する方向が有力視され、売りが殺到した。

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