大相撲の間垣親方(元2代目若乃花)が11日、理事選に立候補を表明している貴乃花親方を強烈に後押しした。前日、対立候補の鳴戸親方(元横綱隆の里)が二所ノ関一門の親方衆が貴乃花親方に投票する場合、一門を出るべきと述べたことに「選挙に出るぐらいで何で簡単に出す(破門する)のか」と反論した。
19日に再び開かれる会合で「理解者はいっぱいいると思う」と、自由に投票できるようほかの親方を説得する。結論が出ず、一門が分裂する可能性を報道陣から指摘され「なるよね」と、分裂も辞さない構えだ。あくまで二所ノ関一門内から4人の立候補者を出すことにこだわっており、「4人が出て2人落ちて何が悪い」とした。
貴乃花親方への投票については態度を保留したが、「貴乃花は協会の宝。共鳴できる」と支持を宣言。貴乃花派の親方についても「根性があるやつばかり」と、全員が一門を割って出る覚悟があることを示唆した。
もっとも、鳴戸親方は40年来の仲だけに「こんなことで、そう(けんか別れ)はなりたくない」と漏らし、鳴戸親方は「ノーコメント」と多くを語らなかった。
(2010年1月11日)